ブロードバンドタワー、5Gデータセンター「新大手町サイト」の構築に ジュニパーネットワークス製品を全面的に採用

5G時代に向けてシンプルで柔軟性の高い 自動化されたネットワークを実現

ジュニパーネットワークス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:古屋知弘、以下、ジュニパーネットワークス)は本日、株式会社ブロードバンドタワー(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長 CEO:藤原 洋、以下、ブロードバンドタワー)が、新たに開設した5G時代のデータセンター「新大手町サイト」の構築にユニバーサル ルーティング プラットフォーム「MX204」や、データセンタースイッチ「QFX5200」、「QFX5110」を含むジュニパーネットワークス製品を全面的に採用したことを発表しました。ジュニパーネットワークス製品を「Junos Fusion テクノロジ」で構成管理し、将来に向けたネットワークの柔軟性を実現するとともに、「Junos OS」で統一された管理により、ネットワーク運用の負荷を軽減します。

採用の背景

国内で複数の都市型データセンターを展開するブロードバンドタワーは、低遅延で広帯域な信頼性の高いネットワーク接続を特長としており、サービスプロバイダやコンテンツプロバイダ向けにサービスを提供しています。同社は、IoTやAIなどの先端技術を中心とした5G時代を見据えて、2018年8月に5Gデータセンターとして「新大手町サイト」を開設しました。

今回、新たにデータセンターを構築するにあたって、ブロードバンドタワーはこれまでのネットワークやファシリティを全面的に見直し、将来的に新たな通信サービスの提供にも対応可能なネットワークインフラを検討していました。

採用のポイント

このような要件を満たす製品として、ブロードバンドタワーは、ジュニパーネットワークスの「MX204」を採用しました。1Uサイズに100Gポート4基、10Gポート8基を備えた「MX204」は、高い密度とスループットにより高速でスムーズなネットワークスアクセスを実現します。加えて導入された「QFX5100」や「QFX5200」は、ネットワークトラフィックやデータ容量の増加に対応する可用性、操作性、安定性を提供します。さらに、ブロードバンドタワーは「Junos Fusionテクノロジ」を活用して、ネットワーク全体の管理と柔軟性を実現しました。

また今回の採用にあたって、運用負荷の軽減も大きな要件でした。ブロードバンドタワーは、ジュニパーネットワークス製品の安定性、信頼性を鑑みて、シングルベンダーで構成するメリットが大きいと判断し、「新大手町サイト」では全面的な採用を決定しました。また、ネットワーク担当者から使いやすさの面で評価が高い「Junos OS」も採用の決め手となりました。「Junos OS」でオペレーションを統一することで、ネットワーク担当者の運用負荷を軽減し、同時に自動化プロセスのスクリプト開発やメンテナンスにかかる費用の削減も実現します。

採用による効果・今後の展望

ブロードバンドタワーは、「新大手町サイト」の高速で豊富なネットワーク接続を活かして、他のデータセンターや事業者との相互接続を強化し、新しいサービスへの展開を予定しています。また、既存のデータセンターのネットワーク基盤も今後ジュニパーネットワークス製品への置き換えを進め、複数拠点を含めたシームレスなネットワーク管理を実現する見込みです。

本リリースに対するコメント

今回の採用にあたり、株式会社ブロードバンドタワー テクニカルデザイン本部 システムデザイングループ 兼 ネットワークデザイングループ ディレクター 水落明宏氏は、次のように述べています。「ジュニパーネットワークスにはネットワークデザインの段階から協力していただきました。『Junos Fusionテクノロジ』の当社サービス環境への導入は新しい取り組みでしたが、設計、検証をしっかりとサポートしてしていただけたおかげで安心して導入できました。これほどシンプルで、耐障害性が高く、コストパフォーマンスの高いネットワークの構築は、ジュニパーネットワークスのソリューション以外では実現できなかったと思います。これからもジュニパーネットワークスのテクノロジーを活用して、お客様のニーズに直ちに応えられる新たなサービスを開発、提供していきたいと考えています」

ジュニパーネットワークスの代表取締役社長 古屋知弘は、次のように述べています。「ジュニパーネットワークスでは、俊敏性が高く、柔軟で信頼性の高いネットワーク基盤の構築を支援させていただいています。その中で使われるテクノロジーは非常に高度なものですが、当社では『Engineering.Simplicity.』のビジョンのもと、お客様に高度なテクノロジーをシンプルに使っていただけるように取り組んでおります。今回、ブロードバンドタワー様で来たるべき5G時代のデータセンター構築にデザイン段階から携わらせていただき、当社の最先端のテクノロジーをご活用いただけたことは、まさにこの『Engineering.Simplicity.』の実現だと捉えています。次世代通信インフラを支える『新大手町サイト』の構築に貢献することができ、大変嬉しく思っております」

参考資料:

  • ユニバーサル ルーティング プラットフォーム「MX204」に関する詳細
  • オペレーティング システム「Junos OS」に関する詳細
  • 「Junos Fusion テクノロジ」に関する資料

ジュニパーネットワークスについて

ジュニパーネットワークスは、私たちのつながり方、働き方、生活に変革をもたらすクラウド時代において、製品、ソリューション、サービスにより、複雑なネットワークの簡素化を実現します。弊社は、顧客とパートナー企業に向けて、世界をつなぐ、自動化、拡張性を備えたセキュアなネットワークを提供するため、ネットワークをそれまでの制約から解放します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。
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