Contrailサービスオーケストレーション

Contrailサービスオーケストレーションは、企業の様々なソリューションと、SD-WAN、 NFV(ネットワーク機能仮想化)、Telcoクラウドなど、マルチテナントサービスプロバイダのソリューションをつなぐ、強力なソフトウェアプラットフォームです。オンプレミス製品およびクラウド管理型サービスとして利用できます。

Contrailサービスオーケストレーションは、SRXシリーズの次世代ファイアウォールおよびNFXシリーズのネットワークサービスプラットフォームにわたる、SD-WANサービスライフサイクル全体の設計、セキュリティ強化、自動化を図り、実行します。Mistクラウドと統合および連携して、シームレスなWi-Fi管理を実現します。また、vSRX仮想ファイアウォールのサービスオーケストレーションとして、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドマーケットプレイスでも利用できます。

主な特長


  • ゼロタッチプロビジョニング(ZTP)や設定テンプレートを用いて、ネットワークのオーケストレーションとコントロールを自動化します。
  • クラウドから提供されるトラフィックフロー、セキュリティイベント、ポリシーの完全な可視化。
  • アプリケーションのSLAポリシー管理(4500を超えるアプリケーションシグネチャー)およびルーティングに関しては、複数のネットワーク接続とパスにわたってアプリケーションとリソースプロビジョニングを自動化。
  • 次世代ファイアウォール、コンテンツセキュリティ、セキュリティインテリジェンス、高度な脅威防御を含む、レイヤー1から7の高度なセキュリティを統合。
  • マルチホーミングを利用したスポークの冗長性やハブサイトの冗長性を含む完全冗長構成のプラットフォーム。
  • マルチテナントサポートとロールベースの豊富なアクセス制御(RBAC)により、複数の顧客へのサービスの提供や管理が容易になります。

特長とメリット

一元化されたWANとセキュリティ

Software-Defined WANとセキュリティのすべてを一元管理します。

クラウドマネージドオプション

ソフトウェアの自己管理が可能です。また、クラウドマネージドContrail Service Orchestrationやジュニパーパートナーのマネージドサービスを使用すれば、コントローラレスにすることもできます。導入の障壁がなくなり、ソフトウェア運用の複雑さが解消されます。

柔軟なトポロジー

フルメッシュおよび部分メッシュの動的トポロジーを構築します。ハブアンドスポーク方式のルーティング設計によって、ハブとスポークのどちらもクラウドの物理デバイスと仮想デバイスに対応します。

高い信頼性を低コストで実現

アクティブ/パッシブ ハイブリッド WAN 接続タイプと動的 SD-WAN 管理を活用します。最大 2 台のクラスター化したアクティブ/アクティブ CPE とそのアップリンクを使用して、支社/拠点の信頼性を大幅に向上できます。

直感的なコンソール

直感的なコンソール、分析、APIにより、ワークフローの構築から、データの理解、自動化のコーディングまで、エクスペリエンスを最大化します。

効率性と可視化

マルチテナント ポータルと API を介してトラフィックの分析、評価、調整、自動化を行い、アプリケーションとユーザーのエクスペリエンスを最適化し、コストを削減します。

カスタマイズ可能なポータル

カスタマイズしたサービス導入とテナントプロファイルによって、パーソナライズされたユーザーエクスペリエンスをご提供します。

迅速なサービス カタログ作成

新しいサービスのカタログを数分で作成し、テナントのニーズを速やかに満たします。

お客様の導入事例

ジュニパーと共に、新しいSDNおよびNFVネットワーク サービスインフラストラクチャを構築

Orange Business Servicesは、世界220か国の顧客にサービスを提供する、グローバルITおよび通信サービスプロバイダです。接続サービスは同社サービスの中核であり、事業の3分の1を占めています。同社はジュニパーと提携し、自動化および仮想化による、俊敏性に優れたサービスを提供しています。

関連製品

Modern office building facade

Contrailサービスオーケストレーション

モジュラー型のオープンフレームワークにより、サービスの作成から提供まで、サービスのライフサイクル全体でオーケストレーションを実現。

技術的な特長
  • ゼロタッチプロビジョニング(ZTP)や設定テンプレートを用いて、ネットワークのオーケストレーションとコントロールを自動化します。
  • クラウドから提供されるトラフィックフロー、セキュリティイベント、ポリシーの完全な可視化。
  • アプリケーションのSLAポリシー管理(4500を超えるアプリケーションシグネチャー)およびルーティングに関しては、複数のネットワーク接続とパスにわたってアプリケーションとリソースプロビジョニングを自動化。
  • 次世代ファイアウォール、コンテンツセキュリティ、セキュリティインテリジェンス、高度な脅威防御を含む、レイヤー1から7の高度なセキュリティを統合。
  • マルチホーミングを利用したスポークの冗長性やハブサイトの冗長性を含む完全冗長構成のプラットフォーム。
  • マルチテナントサポートとロールベースの豊富なアクセス制御(RBAC)により、複数の顧客へのサービスの提供や管理が容易になります。
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Paragon Insightsユーザーインターフェースのスクリーンショット

Juniper Paragon Insights

Cloudネイティブでマルチベンダー、マルチドメインを監視する分析ソフトウェアが、機械学習アルゴリズムを使用して実用的なネットワークインサイトとサービスインサイトを提供します。

技術的な特長
  • データ収集:スタンダードベースの収集方法、カスタムユーザー定義のインゲート、または独自のデータレイクからデータをリアルタイムで収集および正規化します。
  • シングルダッシュボード:操作の複雑さを解消し、テレメトリデータを1つのビューに抽出します。
  • ネットワーク可視化とMLアルゴリズム:ネットワークやサービスの健全な状態、アウトライヤー、異常の詳細、今後の動向に対する予測分析を提供します。
  • オープンで設定可能:カスタマイズ可能なYANGベースのプレイブック、ユーザー定義機能、オープン API は、Kafka、Webhook、Slack、HBEZ/HBEZGoなどの既存のデータインジェストおよび通知アプリケーションと統合を提供します。
オレンジ色のマーカーでガラス壁に書き込んでいる2人の開発者。

Cloud-Native Contrail Networking

ジュニパーのCN2 SDNは、仮想化およびコンテナ化されたネットワークの構築と管理を自動化します。これを使用して、一時的なクラウドワークロードとサービスをプライベートクラウドとパブリッククラウドにわたってシームレスに接続、分離、保護します。

技術的な特長
  • Kubernetes、Openshift、OpenStack向けのハイブリッドSDN
  • 高度ルーティング、オプションのオーバーレイ、および仮想ネットワークトポロジー
  • セキュリティとサービスチェイニング
  • マルチクラスタ管理/フェデレーション
  • GitOpsおよびCI/CDパイプラインサービス
  • Web GUIベースのリアルタイム可視化、監視、および管理

ネットワーク自動化の現状レポート(SoNAR)

ビジネスへの自動化の影響をご覧ください。ジュニパーの協賛で実施された調査レポート、2020年度SoNARでは、今日の自動化の使用がエンジニア、NetOpsチーム、ビジネスにどのような影響を及ぼすかが明らかになりました。

ライブイベントとオンデマンドのデモ

どのようにネットワークの変革を遂げたかをご覧ください。

これらのソリューションでContrailサービスオーケストレーションを検索

データセンターネットワーク

自動化された最新のデータセンターで、運用を簡素化し、信頼性を確保します。ジュニパーは、ネットワークのライフサイクル全体を自動化し、継続的に検証することで、設計、導入、運用を容易にします。

SD-WAN(Software-Defined Wide-Area Network)

AIネイティブのインサイトと自動化により導入が簡素化され、トラブルシューティングにかかる時間を短縮する一方で、トンネルフリーアーキテクチャが非効率性、拡張上の制限およびレガシーソリューションに対するコスト上の制約を排除します。