Customer Success Story

スマートネットワークによりUniversiti Malaysia Perlisの学習環境が向上

Universiti Malaysia Perlis（UniMAP）は、マレーシア政府が掲げるデジタル経済の青写真「MyDIGITAL」をサポートするため、スキルの高いエンジニアやデジタル人材の育成に取り組んでいます。2002年に設立されたUniMAPは、タイムズ世界大学ランキング（以下「THEランキング」）で、世界有数の若手大学の一つに認定されています。

UniMAPでは、キャンパスネットワークとデータセンターネットワークにジュニパーを導入しており、スマートでセキュア、かつシームレスなデジタル基盤を提供し、学生の学習環境を向上させ、IT運用を簡素化しています。

会社名	Universiti Malaysia Perlis
業界	高等教育
使用製品	AP43, AP33, AP32, EX4650, QFX10002, QFX5120, Wireless（Wi-Fi）Assurance, Wired Assurance, Marvis VNA

お客様企業の導入事例の概要

ネットワークを利用する学生、教員、ビジターの数

キャンパスネットワークの運用を自動化して簡素化

削減されたキャンパスネットワークの管理に費やされる時間の割合

学部および大学院の学位プログラム数

課題

マレーシアでデジタル人材を育成

UniMAPは、マレーシアにある4つの工科大学の1つで、マレーシア半島北部ペルリスで分散型キャンパスを運営しています。

「当大学はマレーシアの発展を推進する未来のエンジニアを育成しています」とUniMAPのデジタル管理開発センター（DMDC）の所長であるナスルディン・アブド・シュコール氏は述べています。「学生の教育と研究のニーズをサポートするネットワークが必要でした」

UniMAPは、加速するデジタル学習環境の導入に対応するため、キャンパスネットワークの変革に乗り出しました。また同大学では、増え続けるデータとアプリケーションのニーズに対応するため、データセンターのネットワークをアップグレードしたいと考えていました。

ソリューション

デジタルドリブンキャンパスの構築

UniMAPは、教育や研究に対するデジタル需要の高まりに対応するため、Perlisの分散型キャンパスにジュニパーの有線/無線統合ネットワークを導入しました。

ジュニパーの無線アクセスポイントは、Mist AI™を採用したJuniper Mistクラウドアーキテクチャと連携することで、学生、教員、スタッフに最適化されたネットワークエクスペリエンスを提供します。Juniper EX4650スイッチとJuniper Mist Wired Assuranceクラウドサービスは、キャンパス内にシンプルでセキュアな有線接続を提供します。Juniper Mist Wi-Fi Assurance、Wired Assurance、仮想ネットワークアシスタント「Marvis」などのAIドリブンクラウドツールにより、ネットワーク運用が合理化および自動化されます。

「ウェブやアプリから、ユーザーのサービスレベルの期待値を監視できます」とシュコール氏は述べています。「ジュニパーとMist AIを活用することで、当大学の技術者はより効率的に、そして迅速に問題を解決することができます」

UniMAPは、Software-Definedデータセンター技術をいち早く導入し、コアネットワークを100GbEにアップグレードして、学生や教員がアプリケーション、データベース、分析にアクセスするのに十分な帯域幅を確保しました。コアスイッチとアクセススイッチにJuniper QFX10002とQFX5120を導入し、柔軟で高スループットの接続を実現しました。

「ジュニパーを利用するだけで、エンタープライズおよびキャンパスネットワーク、データセンターネットワーク、無線など、幅広いネットワークニーズに対応できます」とシュコール氏は述べています。「ジュニパーは、業界をリードする存在です」

成果

次世代のデジタル人材を育成

UniMAPは、完全に接続され、アクセス可能で、セキュアなデータドリブンデジタルキャンパスを構築することで、マレーシアの次世代のエンジニア、科学者、起業家のキャンパスエクスペリエンスを絶え間なく向上させることができます。

UniMAPのネットワークは、17,000人以上の学習、教育、研究と、1週間に56,000件の学習管理セッションをサポートしています。学生は、学習管理システム、コラボレーションツール、講義のビデオ録画、その他のデジタルリソースに、より迅速に、そして確実にアクセスできるようになりました。学生の成功分析は、管理者が教育と学習を継続的に改善するのに役立ちます。

また、デジタルドリブンキャンパスは、マレーシアの経済成長に貢献できるスキルの高い人材を輩出するというUniMAPのミッションを推進しています。マレーシア政府は、2025年までにデジタル経済が国内総生産（GDP）の25.5％を占めると予想しています。