居住者医療の質の水準を引き上げるFresh Hope Communities

Fresh Hope Communitiesは、ほぼ1世紀にわたって、退職後のケア、住宅ケア、レスパイトケアを必要とするオーストラリア人に、優れたサポートとライフスタイルの選択肢を提供してきました。信仰に基づいて社会奉仕活動を行っているこの組織は、ニューサウスウェールズ州とオーストラリア首都特別地域のキリスト教会によって設立されました。そうしたさまざまなサービスを通じて高齢化人口をサポートすることに加え、アウトドア体験やグループ宿泊施設の提供を通じて学校やコミュニティグループを支援することに重点を置いています。

現在オーストラリアは深刻化する住宅危機に直面しており、非常に弱い立場にある国民が厳しい状況に置かれています。手頃な価格の住宅を見つけるのは容易ではありません。高齢者、現場作業労働者、低~中所得の個人や家族、緊急の住宅や暫定的な住宅を必要とする人々、低所得の高齢女性にとっては特にそうです。Fresh Hope Communitiesは、11か所の住宅ケアおよび退職者向けコミュニティを通じて積極的に貢献するとともに、新しく手頃な価格の住宅開発も予定しています。

Fresh Hope Communitiesは、入居者、その家族やゲスト、スタッフのケアとコミュニケーションのニーズをより適切に満たすために、新しい建物と古い建物を組み合わせた社内ネットワークサポートへと移行しました。

概要


会社名 Fresh Hope Communities
業界 政府機関および非営利団体
使用製品 EX2300EX4600
地域 APAC
Fresh Hope Communitiesの画像
お客様企業の導入事例の概要

時間の節約

電力が復旧した後に出張し、トラブルシューティングを行うため。Fresh Hopeは、ジュニパーJTACの推奨に基づいてリカバリースイッチの構成を変更し、スキルもアップグレードしました。

9

サポート、ネットワークおよびシステム管理者、ビジネスシステムなどのICTスタッフ

99%

これまでの停電のうち、停電時にUPSでネットワークを維持できる期間を超える外部電力の喪失に関連したもの(2023年6月時点)

18

16か所の居住者医療施設、2か所のアウトドアアドベンチャー/カンファレンス/グループ宿泊施設

課題

IT、スタッフ、居住者に不満を抱かせるネットワーク停止

Fresh Hope Communitiesは、過去何年にもわたりネットワークサービスをアウトソーシングしてきましたが、方向転換し、ネットワーク管理業務を社内で行う方法に切り替えました。

「社内のサポートチームを活用することで、ネットワークを最大限に活用し、稼働停止時間をなくすことができると考えていました」と、Fresh Hope CommunitiesのCIOであるグレン・ヘグナー氏は述べています。

ネットワークの設定ミスにより、複数の場所で障害が発生していました。スタッフと居住者は稼働停止時間に不満を抱き、管理者に定期的に苦情を申し立てていました。悪天候時にはネットワークの信頼性の問題が深刻化することもありました。

「雷雨、強風、落雷が頻繁に発生し、そのたびに地域で停電が起こりました。スイッチが停止するとオンラインに戻らなくなってしまうのです」とヘグナー氏は振り返ります。

ネットワークを立ち上げ、実行するまでに時間がかかりすぎていたのです。スタッフはネットワークの問題解決に、週に丸1日費やすこともありました。現場でトラブルシューティングするためにFresh Hope Communitiesの拠点まで技術者が長時間車を運転する必要があるからです。

FreshHope Challenge
ソリューション

危機的な状況下で家族と居住者をつなぐ

Juniper EXシリーズスイッチは、Fresh Hope Communitiesの18か所の高齢者向け住宅、退職施設、屋外教育施設、会議施設、およびオフィス拠点で、コアネットワークとアクセスネットワークを提供します。

ジュニパーネットワークは高速で信頼性の高い接続を提供することで、家族同士の連絡維持、質の高い居住者医療、子供や地域グループ向けのアウトドア探索機会といったサービスを行います。このネットワークは、建物管理システムや物理的セキュリティシステムに加え、臨床ケアや居住者の個人用デバイスに使用されるデスクトップ、ラップトップ、Chromebookもサポートしています。

「私たちは、ジュニパーという新たなバックボーンを非常に信頼しています。コロナ禍においてZoomを介して居住者が友人や家族とつながれたことは非常に重要でした」とヘグナー氏は述べます。「今後もそのつながりを維持し、居住者向けの家族中心のサービスを拡大していきたいと考えています」

FreshHope Solution
成果

設定するだけで後の操作は不要のネットワーク

ヘグナー氏は当初、ネットワーク管理を社内で行うと、すでに多忙な小人数チームに過大な負担がかかるのではないかと心配していました。しかしその不安はすぐに消えました。設定が簡単であることに加え、Junos® OSが柔軟性に優れており、ジュニパーテクニカルアシスタンスセンター(JTAC)から即座にサポートを受けられることから、移行はシームレスに行われました。

「スタッフはJunosを大変気に入っており、JTACの技術者と連携しています。サポートと管理を社内で行うことにしたことを後悔していません」とヘグナー氏はいいます。

最大のメリットは、エンジニアの時間が節約されたことです。

「技術者たちは、問題を解決するために週のうち1日を無駄にしていました」とヘグナー氏は述べます。「今ではネットワーク障害の検索や問題修正に時間を費やすことがなくなり、大きな節約になっています」

「設定するだけで後の操作は不要のネットワーク」とヘグナー氏が表現するネットワークによって、IT部門は日常業務に集中できるようになりました。

FreshHope Outcome
「ジュニパーの手間のかからない機器とサポートのおかげで、ビジネスをサポートする重要なテクノロジーを展開できます。障害対応やバグ修正に追われていたときよりも、はるかに有意義に時間を使えるようになりました。」
グレン・ヘグナー氏 Fresh Hope Communities、CIO

2023年7月公開