2degrees社の全国ネットワークがニュージーランドの携帯電話市場にイノベーションをもたらす

2degrees社は、ニュージーランドの確立された通信市場におけるチャレンジャーです。2degrees社は、「Fighting for Fair」という目的のために設立され、ニュージーランド人の98.5%が居住する場所をカバーする全国ネットワークを構築しています。

2degrees社のネットワークの基盤の1つは、効率的な拡張性と高速化されたサービスの提供を可能にする先進的でハイパフォーマンスなジュニパーネットワークです。

概要


会社名 2degrees
業界 サービス プロバイダ
使用製品 MX480MX240MX204ACX5000
地域 APAC
2degrees社のイメージ
お客様企業の導入事例の概要

98.5%

ニュージーランド人の98.5%が住み、働いている場所をカバーするネットワーク

10億NZドル

2009年以来、ネットワーク全体の構築に費やした費用

7.4%

2020年のサービス収益の増加

Ansible、Python、ジュニパーのインフラストラクチャを使用した自動化により、新しいソフトウェアのエンジニアリング時間を4週間から1日間に短縮

課題

成長と全国的なネットワークカバレッジに向けて準備中

2degreesは、競争力のある価格でのモバイルおよびブロードバンドサービスと、信頼性の高いカバレッジを顧客に提供することで、同社の目標である「フェアな戦い」を実現します。

2degreesは、ニュージーランドの人々をサポートするために、キャリーオーバーデータや毎日1時間の無料データ、共有グループプランなどの画期的な製品とサービスを開始・提供し続けており、ニュージーランドのモバイルサービスのコストを削減しました。同社は、100%ニュージーランドを拠点とするコールセンターも有しています。

2020年は一部の組織にとって困難な1年でしたが、2degreesにとっては、記録破りの年となりました。同社のサービス収益は5億4500万NZドルと前年比で7.4%増加し、所得は1億8000万NZドルとなり、6.5%の増加を記録しました。

2degreesは、モバイルおよびブロードバンドサービスを提供するために、全国的なネットワークの構築に焦点を当てています。 

2degrees Challenge
ソリューション

ネットワーク拡張性は、ビジネスの成長と顧客ファーストエクスペリエンスをサポート

2degreesは、非常に安全でアジャイルなネットワークを構築するのに、ジュニパーをコアからエッジまで活用しています。

「ジュニパーは、私たちが10GbEから100GbEに移行するのを支援してくれました。それで、私たちは簡単に拡張して、増加する帯域幅のデマンドを管理できたんです」と、2degreesのトランスポートネットワークの責任者であるロブ・グラアム氏は話します。「ジュニパーのインフラストラクチャとJunosオペレーティングシステムを活用することで、大量のトラフィックを効率的にルーティングし、コンテンツを最短で、最も効率的なパスに送ることができます。」

2degreesは、MPLSコアと、エッジにあるJuniperのMX480およびMX204ユニバーサルルーティングプラットフォームに、ジュニパーのPTX3000パケットトランスポートルーターを使用しています。ジュニパーのACX5048ユニバーサルメトロルーターは、異なる地域からのトラフィックを集約します。MX480ユニバーサルルーティングプラットフォームは、ブロードバンドネットワークゲートウェイ機能をサポートし、MX204プラットフォームは、加入者管理をサポートします。

プロバイダは間もなくデータセンターを更新し、IP-EVPNファブリックに移行し、ジュニパーのApstraシステムを使用してネットワークのライフサイクルを自動化します。2degreesチームは、データセンターネットワークの自動化を継続することを熱望しており、既存のジュニパーのプラットフォームを活用できることを喜んでいます。

「ジュニパーのネットワーク ファブリックへのアプローチなら、私たちは多くのハードウェアを変えることなく、EVPNに簡単に移行できます」とグラアム氏は言います。「新しいファブリックを活用することで、より多くのサービスを展開できます。」

2degrees Solution
成果

すべての人にとって、より良いサービスで市場を揺るがす

「ジュニパーは、私たちが大きな変革のために、まさに必要としているものを提供してくれました。私たちが拡張し、膨大な帯域幅の需要に対応するのを可能にしてくれます」とグラアム氏は述べます。「ジュニパーのインフラストラクチャは、堅牢性と柔軟性の両方を備えており、私たちのビジネスニーズを満たしてくれます。」

Junosオペレーティングシステムの持つ、オープンでプログラム可能な性質を活用することで、ネットワークエンジニアリングのプロセスを自動化することが、サービスの提供を加速する鍵となりました。AnsibleとPythonを使い、ジュニパーのAPIを活用して、2degreesはアップグレードをスピード化し、構成をより一貫して正確にしました。Junosの新しいリリースの回帰テストを自動化することで、新しい機能を数週間ではなく数日以内にネットワークに導入できます。

「以前は4週間ほどかかっていた回帰テストを、今では5分から1日ほどで行えます」とグラアム氏は述べます。また、チェック前後にかかる時間も短くなりました。「私たちは、ボックスあたり2時間を費やしていました。今は、Ansible、Python、ジュニパーを使用して、ボックスあたり約100分ほど節約できます」と彼は述べます。

会社の成長に伴い、同社は「フェアな戦い」を続けており、消費者や企業に革新的で手頃なサービスを提供し、今日のデジタルライフをサポートします。 

2degrees Outcome
「私たちが行うことはすべて、ニュージーランドをより住みやすい場所にするための、私たちの目的「フェアな戦い」につながっています。ジュニパーを私たちのネットワークに導入することで、顧客にフォーカスする時間が増えました。私たちのチームが、メンテナンスの問題に対処したり、アップグレードの管理に多くの時間を費やす必要はなくなりました。彼らは、より大切なことにフォーカスできます。つまり、顧客にとって、素晴らしいエクスペリエンスとサービスを作り出すことです。」
ロブ・グラハム 2degrees、トランスポートネットワークの責任者

2021年10月発行