コンテナ化ルーティングプロトコルデーモン(cRPD)

業界がクラウド・ネイティブなソフトウェアに向かう中、ジュニパーはネットワークにクラウド・ネイティブなルーティングを導入します。Junosのコンテナ型ルーティング・プロトコル・デーモン(cRPD)は、コントロール・プレーンとデータ・プレーンを切り離すことで、展開を強化し、豊富な機能を備えたルーティング機能を提供します。統合型プラットフォームの柔軟性、自動化、柔軟な拡張性、運用効率を提供し、ルーター、サーバー、LinuxベースのデバイスにJunosのエクスペリエンスを提供します。

cRPDは、Dockerコンテナで提供され、サーバーやホワイトボックス・ルーターなど、あらゆるLinuxベースのシステム上で動作し、それらの機器のルーティング・プロトコルを制御します。

ジュニパーのハードウェアに搭載されているJunosやJunos Evolvedと同じ管理機能を持つcRPDは、インフラ全体のすべてのサーバーやデバイスで一貫した設定および管理ができるというメリットがあります。さらに、cRPDはSonycなどのサードパーティ製ネットワークOSと統合し、これらのOSを搭載した機器にクラス最高のルーティング機能を追加します。ネットワークアプリケーションの柔軟な消費モデルを作成することで、従来からの細分化を拡張し、高品質で拡張性に優れた、ハイパフォーマンスのルーティングで運用効率を実現します。

主な特長


  • 分離
  • 俊敏性
  • 拡張性
  • 密度
  • 信頼性
  • Linux ベース

特長とメリット

エンド・ツー・エンドのシンプルさ

ハードウェアを問わず、オープンまたは混在したインフラ上で単一のルーティング スタックを提供。SONiCを搭載したホワイトボックスやLinuxを搭載したサーバー上で動作します。

信頼性の高い豊富なルーティング技術

OSPF、ISIS、BGP、MP-BGPなどのプロトコルに対応します。サービスルートに最適なパスを選択するイグレス・ピア・エンジニアリング、スケールアウトファブリックのためのルート・リフレクター、ルーティングの冗長性、およびホスト上のルーティングによるアプリケーションの高可用性などのユースケースをサポートします。

高度な管理と自動化

ワークフローを簡素化し、ネットワークインフラを最適化することで、ダウンタイムを削減し、高いパフォーマンスを実現します。また、OpenConfigベースの詳細なテレメトリにより管理性が向上し、正確な意思決定が可能になります。KubernetesやOpenShiftによるオーケストレーションや、ジュニパーのJET API、NETCONF、RESCONFなどによる自動化を可能にします。

拡張性、高機能

ルーティングのパフォーマンスを最大限に発揮できるように設計されており、起動が速く、ソフトウェアのフットプリントが小さいため、新しいインスタンスを簡単に追加することで、cRPDをインフラストラクチャ全体で迅速に拡張することができます。