Golden West社、10G光ファイバーインターネットを山岳部から草原まで拡大

Golden West Telecommunications社は、1916年からサウスダコタ州の地方の通信ニーズを支えています。会員制の共同組合が、家庭、企業、部族地帯に、第一級のインターネットサービス、音声サービス、動画サービスを、適正な価格で提供しています。

Golden West社は、加入者に10Gbpsのインターネットを提供すべく、革新的なFTTH(Fiber-to-the-Home)ネットワークを構築しようとしています。そこで、次世代のそのコアネットワーク、エッジネットワーク、ラストマイルネットワークを評価してジュニパーを導入しました。  

概要


会社名 Golden West Telecommunications
業界 サービス プロバイダ
使用製品 ACX7100QFXシリーズWired AssuranceJuniper Paragon Automation
地域 Americas
Golden West Telecommunications社の画像
お客様企業の導入事例の概要

24,000

サウスダコタ州のサービスエリアをカバーする平方マイル

2,000

2024年初頭までに、農村部で新たに光ファイバーインターネットを導入する家庭の数

自動化

ネットワークプロビジョニングとサービスアシュアランス

10Gbps

アクティブなイーサネット設計に基づく各FTTH加入者専用の帯域幅

課題

届きにくい場所に10ギガの光ファイバーを提供

Golden West社は、スーフォールズ郊外のトレント(人口210人)などの州内の小さな集落から、ホットスプリングス(人口3,485人)に至るまで、24,000マイルもの地域をカバーしています。加入者の約半数が1GbpsのFTTHを利用していますが、Golden West社はさらに先を見ています。農村部の集落にも10Gbpsのインターネットの導入を増やしています。

Golden West社のネットワークデリバリスーパーバイザーであるアンドリュー・ボイド氏は次のように述べています。「当社は、州全域のお客様に最先端のテクノロジーをお届けすることを目指しています。一般家庭に10ギガのループを提供することは、農村部ではかつてないことでした」

Golden West社は、10Gbpsのインターネットを独占的に利用できるように専用の光ファイバーを各家庭に接続する、革新的なホームランアクティブイーサネット設計を採用しています。多くの家庭が10Gbpsの帯域幅を共有する一般的な手法とは対照的です。Golden West社の設計はベンダーに依存しないため、選択肢が多く、柔軟性に優れています。

住宅地の顧客へのサービスを拡大するため、より高性能で拡張性の高いネットワークを必要としていました。

Golden West Telecommunications Challenge
ソリューション

革新的なFTTH設計

「当社はデューデリジェンスを実施し、ジュニパーがこれを証明してくれました。Software-Defined Networkingへの移行を推し進めており、APIを使用してリモートでサービスをプロビジョニングしています。ジュニパーはオープンであることと、インフラを自動化できるという点で際立っていました」とボイド氏は述べています。

Golden West社は、コアとエッジにJuniper ACX7100 Cloud Metroルーターを使用することで、400G対応のネットワークを構築しています。ACX7100ルーターは、エネルギー効率に優れた1Uフットプリントで4.8Tのスループットと、100GbE~400GbEというポートの柔軟性を実現しています。Juniper QFXスイッチは、家庭ユーザーのトラフィック集約に加え、セルタワーからのモバイルバックホールに使用されます。QFXスイッチの設定と管理には、Juniper Mist Wired Assuranceを使用します。

「新しいユースケースとして、QFXプラットフォームを加入者ループのアグリゲーションに使用しています」とボイド氏は述べます。QFXスイッチはアクティブなイーサネット設計をサポートし、業界最先端のスループット、拡張性、広範なルーティングスタックを提供します。

オープンでプログラム可能なJuniper Junos OS®とJuniper Paragon Automationポートフォリオが、Golden West社のSoftware-Defined、自動インフラの移行をサポートします。

Golden West Telecommunications Solution
成果

農村と都市の情報格差を解消

「2024年第1四半期までにさらに7か所の施設を配備し、2000人の加入者をサポートする予定です。年間数百マイルの工事を行うことで、数千人のユーザーをカバーします」とボイド氏は述べています。

ネットワークの拡張は、エンタープライズグレードのネットワークサービス、ホステッドアプリケーション、法人顧客向けのデータセンターコロケーション、キャリア向けのモバイルバックホールなど、Golden West社の他の事業にも役立っています。

ボイド氏は、Juniper Mist Wired Assuranceを利用することで、同社のインターネット顧客のエクスペリエンスの質を可視化できることにも大きな期待を寄せています。「当社のビルから5マイル離れた場所であっても、加入者宅のインターネットに問題があるかどうかを確認できます」とボイド氏は述べます。

Golden West社はまた、Juniper Paragon Automationスイートを使用して、設定の導入とネットワークサービスの監視を行う予定です。「これはまだ始まりに過ぎません」とボイド氏は述べます。

Golden West Telecommunications Outcome
「Golden Westは、アクセスが困難な集落に高速ブロードバンドをもたらすことに特化しています。ジュニパーの新たなネットワークで、農村部の家庭への10ギガ光ファイバーの提供を加速できます。」
アンドリュー・ボイド氏 Golden West Telecommunications社、ネットワークデリバリスーパーバイザー

2023年11月公開