データセンターネットワークとは

データセンターネットワークとは

データセンターネットワークは、スイッチ、ルーター、その他のハードウェアコンポーネントからなっています。これらの機器が連動して機能することで、アプリケーションを実行し、データを処理するのに必要な接続とセキュリティを提供します。アプリケーション要件は、ビジネス需要の変化に合わせて変化し続けるため、データセンターネットワークも進化する必要があります。従来のデータセンターネットワークは、ハードウェアおよび物理的なオンプレミス型のサーバーに大きく依存しており、それらは、継続的に増加するデータ量に直面すると、ストレージ、信頼性、遅延の問題を引き起こします。さらに、従来のネットワークを拡張する唯一の方法は、より大型のスイッチとルーターを導入することで、これらはどちらも高額で、データセンターの物理的なサイズによって制限されます。これらのより大きく複雑なデバイスは、より大きなリスクをもたらします。障害に弱く、そういった障害は、より小型のデバイスよりも大きな影響を与えます(または「影響範囲」を広げます)。

一方、最新のデータセンターネットワークは、仮想化を取り入れて、物的およびマルチクラウド環境全体でアプリケーションとワークロードをサポートします。最新のネットワークは、物理的なコンポーネント(ルーター、スイッチ、ファイアウォール、サーバーなど)に今もなお依存していますが、管理および自動化システムや分析などのソフトウェアコンポーネントにも依存し、エンドユーザーにデータやサービスを確実かつ効率的に提供します。

 

最新のデータセンターネットワークが解決する問題とは

データセンターネットワークは、企業がビジネス目標を達成する能力において、非常に重要な役割を果たします。最新のデータセンターネットワークは、インテリジェントな自動化と検証を取り入れて、重要なアプリケーションを一貫して正確にサポートし、以下のようなさまざまな運用上の問題に対処します。

ベンダーロックイン:従来、ベンダー固有の要件が、ネットワークデザインを左右してきました。一方、最新のデータセンターネットワークは、ベンダーに依存しないため、企業のビジネスニーズがデザインを左右して、ベンダー選択において柔軟性をもたらすことができます。

ヒューマンエラー: 手動操作はネットワーキングの問題の主な原因です。最新のデータセンターネットワークは、手動操作を自動化に置き換え、信頼性を保証します。

複雑さ:自動化はまた、ネットワーク運用を簡素化し、スキルが低いネットワーキングのスタッフが、以前は専門知識を必要としたタスクを実行できるようにします。これにより、リソースの制約やスキルのギャップが軽減されます。

セキュリティ侵害:ゼロデータセンターセキュリティは、ポリシーアシュアランス、ネットワークセグメンテーション、コンプライアンスを提供するデータセンターネットワークの重要な側面で、機密情報が意図しない人々にわたるのを防ぎます。

柔軟性の欠如: 最新のデータセンターネットワークは、俊敏性と柔軟性があり、ビジネスニーズの変化に合わせて適応し、拡張することができます。

矛盾点:1つのデータセットに情報を統合することで、最新のデータセンターネットワークは、すべてのネットワーク運用が1つの真実の情報源に基づくことを確実にします。

データフォグ: 大量のデータを整理することは、トラブルシューティングを困難なものとします。高度な分析の内蔵により、最新のデータセンターネットワークは、ネットワークが、逸脱や憂慮すべき状態を迅速に検知し、迅速な原因の特定に必要な実用的なインサイトの提供が実現されることにより、困難な課題を排除します。

 

最新のデータセンターネットワークはどのように機能しますか?

最新のデータセンターネットワークは、従来のデータセンターネットワークが成長し、進化する必要がある場合に発生する拡張性と冗長性の制限に対処するように設計されています。これは、物理デバイスを相互接続するIPベースのアンダーレイと、コントロールプレーンとデータプレーンから構成される仮想オーバーレイからなるアーキテクチャによって実現し、エンドポイント間の接続性を提供します。

アンダーレイにClos、またはスパイン&リーフアーキテクチャを使用すると、遅延を軽減し、相互接続を向上します。リーフデバイスごとに、各々のスパインデバイスに接続されるため、冗長性と耐障害性が備わります。すべてのリンクがアクティブなため、このアーキテクチャは、同等コストマルチパス(ECMP)ルーティングも実現します。図1は、シンプルなClosファブリックのデザインを表示しています。

 Closファブリックアーキテクチャ図

図 1:Closアーキテクチャの例です。

スパインノードがすべてのリーフノードにどのようにリンクされているか注意してください。このように、データセンターネットワークアーキテクチャを平坦化すると、以下のメリットが得られます。

  • 俊敏性の向上
  • 遅延を軽減
  • 帯域幅を最大化
  • リンク障害が発生した際に帯域幅損失を最小限にする

データセンターファブリックの詳細については、こちらをご覧ください

イーサネットVPN(EVPN)-仮想拡張LAN(VXLAN)オーバーレイは、アンダーレイインフラストラクチャの上に構築されます。EVPN-VXLANはスタンダードベースのデータセンターファブリックプロトコルであり、ネットワークマッピングインテリジェンスを提供するコントロールプレーンとして機能します。仮想および/またはベアメタルサーバーを使用したEVPN-VXLANは、はるかに大きなネットワークを展開することができます。

最新のデータセンターのもう1つの重要な側面は自動化です。ネットワーキングチームは、労働集約的な運用タスクに対処し、ヒューマンエラーを軽減するための自動化の価値を長い間認識してきましたが、ほとんどの従来の自動化ツールは、特定のタスクに焦点を当て、企業の現在のネットワークにのみ適用される構成を作り出しています。ネットワークへの変更は、スクリプトの変更も必要になります。また、ネットワークに複数のベンダーのハードウェアが含まれている場合、企業は同じことを行う複数のスクリプトを維持する必要があります。

これらの問題を克服し、運用を簡素化するために、ネットワーキングチームは、インテントベースネットワーク構築(IBN)ソフトウェアを利用して、最新のデータセンターの設計、展開、運用をします。このソフトウェアは、明確なビジネス目標である、ネットワーキングチームの「インテント」を取り込み、ハードウェアベンダーに関係なく、デバイス固有の構成として実行される実用的なネットワークポリシーに変換します。ソフトウェアはまた、結果を検証し、そのインテントに適合するように、ネットワークを継続的に監視し、ネットワークライフサイクル(Day0からDay2+)を通じて調整を行います。

インテントベースのネットワーキングの詳細についてご覧ください

 

稼働中のJuniperのデータセンターネットワーク

Juniperは、ネットワーキングチームが、最新のデータセンターネットワークを設計、構築、展開、運用するのに必要なすべてのものを備えています。お客様の企業がゼロから始めるか、既存のネットワークをアップグレードするかどうかにかかわらず、、当社の主な目標は、お客様のネットワークインフラストラクチャと運用の信頼性を高め、運用コストを下げ、市場投入までの時間を短縮することです。インテントベースのソフトウェアと、特別にプログラムされたスイッチングルーティング、そしてセキュリティソリューションを提供することで、これを実行します。当社のハードウェアは、整然と構造化されつつも多用途のJunos OSにアクセスできることに加えて、当社のシステムはまた、ファブリック、脅威防止、EVPN-VXLAN機能も備えています。

 

Juniper Apstra

Juniper Apstraインテントベースのネットワーク構築ソフトウェアは、さまざまなベンダー、あらゆるトポロジー、およびあらゆるデータセンターにわたって、ネットワークの設計、導入、運用を自動化し、検証します。Apstraは、信頼できる唯一の情報源、強力な分析、根本原因の特定によって日常業務を加速し、問題を迅速に特定して解決することができます。Apstraは、検証されたテンプレートとゼロタッチプロビジョニング(ZTP)により、導入時間を大幅に短縮します。また、予測的な洞察により障害を回避し、解決までの時間を短縮し、変更管理とすべてのネットワークの高速ロールバックによりヒューマンエラーを減少させることができます。

 

スイッチ

Juniperは、データセンターネットワークファブリックに使用するさまざまなスイッチを搭載しています。当社のスイッチはデータセンターネットワークを容易に拡張することができ、以下を可能にします。

  • ユーザーを増やす
  • ネットワーク速度を向上させる
  • 大規模なデータ転送に対応する
  • セキュリティのレイヤーを追加する
  • クラウドを最適化する
  • 機械学習とAIを実装する

当社は、スイッチにMist AIを使用し、リアルタイムデータを使用して、時間、リソース、コストを節約するように設計された予測を行うことで、評価をリードします。当社のスタック可能なスイッチはまた、他のシステムと簡単に統合し、EVPN-VXLANを含む有線接続と無線接続の両方を提供することができます。スイッチシリーズには、EXとQFXシリーズがあります。EXシリーズは、企業の支社/拠点、キャンパス、データセンターネットワークとうまく機能するクラウド統合とアグリゲーションコアレイヤーを備えたイーサネットスイッチです。QFXネットワークスイッチは、Junos OSでオープンなプログラマビリティを提供し、Juniper Apstraソフトウェアで、エンドツーエンドの自動化を可能にします。QFXシリーズでスパイン&リーフファブリックを設計することができ、それは、コア、データセンターゲートウェイ、データセンターの相互接続機能を備えています。

 

ルーター

Juniperは、必要に応じて堅牢または高速可能な幅広いエッジ対応のルーターを備えています。Juniperルーターは、運用の一貫性を維持し、ネットワーキングシステムと統合したり、それを改善することができます。Junos OSと自動化ソフトウェアと一緒になれば、これらのルーターは将来に強固に備えることができます。当社は、増加に対処できるSDN対応のルーターを提供するMXユニバーサルシリーズをそろえています。また、100Gと400Gネットワークで、コア機能、超高電力効率、優れたパフォーマンスを発揮するPTXシリーズもあります。PTXシリーズはまた、WANコアとデータセンターの使用のために最適化されています。ユニバーサルメトロルーターを必要とする方には、当社はそれも提供しています。ACXシリーズは、ネットワークオーバーレイを過去のものにすることで、ユーザーの役に立ちます。自動化と機械学習を最大限に利用したいお客様には、当社はセッションスマートルーターを提供しています。ネットワークにゲートウェイを取り付けて、ルーターをさらに安全にしてください。さらに、当社は物理的、仮想的、コンテナ化されたファイアウォールを提供しています。

 

Junos OS

Junosオペレーティングシステムは、当社のハードウェアを卓越したものにしています。多様なオペレーティングシステムの複数のバージョンを備える可能性のある他のシステムとは異なり、Junos OSは、システム全般にわたります。当社のすべての機器は、Junosオペレーティングシステムを備えており、機器間の接続を簡単にします。このOSはまた、リアルタイム分析を学習し、使用して、パフォーマンスを最適化します。他にも、Junos OSは以下を提供します。

自動化フレームワーク:Junos OSを簡単に統合以下を含む複数のインフラストラクチャと互換性があります。

  • Ansible
  • Chef
  • Puppet
  • PyEZ
  • Salt

プログラマビリティ:JET(Juniper ExJuniper Extension Toolkit)APIで、Junos OSをビジネス仕様に型付けます。ここでは、オペレータは、OSをプログラムして、ネットワークアクセスとデータプレーンサービスを管理することができます。JET APIは、当社のポートフォリオ全体で機能し、これは、外部サーバーも含みます。

テレメトリ:JTI(Junos Telemetry Interface)により、プログラマは、リアルタイムネットワークデータとイベント情報を蓄積し、整理し、提供できる分散型ネットワーク分析エンジンを認識するでしょう。これは、オペレータが、将来に備え、それに応じて、ネットワークを最適化するのに役立ちます。

データセンターネットワークFAQ

データセンターネットワークは何をしますか?何に使用されていますか?

データセンターネットワークは、オペレータが、エンドユーザーにデジタルサービスを供給することを可能にします。ルーター、スイッチ、ゲートウェイなどのネットワーキングハードウェアを活用して、これをすべて行います。これらの製品はAI(人工知能)、機械学習、ファイアウォール、管理および自動化ソフトウェアを搭載し、ネットワーク運用を合理化し、安全なものにします。 

なぜ私たちはデータセンターネットワークが必要なのでしょうか?

データセンターネットワークは、エンドユーザーに重要なサービスとアプリケーションを提供します。オンライン上の誰もがデータセンターネットワークに依存します。今日の情報に飢えた世界では、より強力なコンピューティングパワー、高速処理速度、大規模なストレージスペースへの需要は継続的に増加し続けています。その結果、ネットワークパフォーマンスと拡張性を最適化することは、ネットワーキングチームが常に直面する課題です。

ジュニパーが提供するデータセンターネットワーキングソリューションとは?

Juniperはお客様のデータセンターネットワークを最新化し自動化するための幅広い製品を揃えています。

Juniper Apstraソフトウェアは、Day 0からDay 2まで、またそれ以降、データセンターネットワークを自動化し、検証し、運用上の信頼性、速度、柔軟性を向上します。Apstraは、複数のベンダーをサポートする唯一のインテントベースネットワーク構築ソフトウェアです。このソフトウェアはまた、事実上、あらゆるトポロジーと、どこのデータセンターでもサポートします。

ジュニパーのスイッチング、ルーティング、セキュリティプラットフォームは、データセンターファブリック、ゲートウェイ、データセンターの相互接続(DCI)に、拡張性、信頼性、脅威防御を提供します。Junos OSは、ジュニパーのすべての物理的および仮想的ハードウェアを強化し、より良い運用効率とサービス俊敏性を提供します。

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