MPLS 擬似回線加入者インターフェイス上の階層型 CoS の概要
Junos OSは、MPLS擬似回線加入者インターフェイスのCoSの2つの側面をサポートしています。MPLS 擬似回線加入者インターフェイスに、CoS 書き換えルール および動作集約(BA)分類子を適用できます。さらに、CoSは、MPLS擬似回線加入者インターフェイス上で、加入者に向けて出力階層シェーピングを実行します。
階層型 CoS では、トラフィック スケジューリングおよびキューイング パラメータとパケット伝送スケジューリング パラメータを、ポートに設定されたすべてのインターフェイスではなく、個々の加入者インターフェイスに適用できます。階層型CoSは、EQ DPCまたはMPC/MICがインストールされているMXシリーズルーターでサポートされています。
ジュニパーネットワークスのMXシリーズルーターでは、MPC/MICおよびEQ DPCインターフェイスは、完全に設定されている場合、物理インターフェイス(レベル1)、インターフェイスセットまたは基盤となるインターフェイス(レベル2)、1つ以上の論理インターフェイス(レベル3)、および1つ以上のキュー(レベル4)で構成される4レベルのCoSスケジューリング階層をサポートしています。すべての CoS スケジューリング階層は 4 レベルですが、レベル 1 は常に物理インターフェイスで、レベル 4 は常にキューです。階層的なスケジューリング設定は、設定するインターフェイスのタイプで構成されています。例えば、 論理インターフェイス やインターフェイスセットであり、それらのインターフェイスがレベル 2 またはレベル 3 のいずれかのスケジューリング階層に存在する場合などです。多くの階層的スケジューリング構成が可能であるため、この説明では 、2 レベル階層スケジューリング と 3 レベル階層スケジューリング という用語を使用します。