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ジュニパーアラートフォーマットリレーの概要

Juniper Alert Format Relayは、Webhookを通じて選択したデータを使用して、Juniper Mist™の監視情報を提供します。この情報は、SNMPトラップやSYSLOGメッセージなどの事前定義された形式に解析されます。

ウェブフックとは?

Webhook (ユーザー定義の HTTP コールバック、HTTP 投稿、または HTTP 通知とも呼ばれます) は、Web サーバーにリアルタイムの通知を提供します。ご利用のNMSがWebhookの直接統合に対応できない場合でも、Juniper Alert Format Relayを使用すれば、発生したJuniper Mistイベントに関する情報を確実に受け取ることができます。

Webhook を有効にして、Juniper Mist アラーム、デバイスイベント、デバイスのアップ/ダウンを行うことができます。

情報の流れ

仕組みは次のとおりです。

  1. アラームまたはイベントが発生すると、Juniper MistはWebhookを使用してリアルタイムで通知を送信します。

  2. ジュニパーアラートフォーマットリレーが通知を受信します。

  3. Juniper Alert Format Relayは、APIを使用してJuniper Mistにクエリーを実行し、特定の値を読みやすいテキストに変換します。たとえば、Juniper Alert Format Relayは、不明瞭なIDをサイト名やデバイス名に変換します。

  4. ジュニパーアラートフォーマットリレーは、SYSLOGやSNMP v2/v3トラップを使用して、メッセージをネットワーク監視ツールに転送します。

  5. SNMP の場合、NMS は MIB ファイル(MIST-ALERT-MIB)を使用してメッセージを処理し、アラームとして報告します。

この図は、Juniper MistからJuniper Alert Format Relay、そしてネットワーク監視ツールへの情報フローを示しています。

Information Flow

メモ:

Juniper Alert Format Relayは、SNMPエージェントとJuniper Mistの統合には対応していません。監視ツールでSNMP検出が必要な場合は、軽量のSNMPエージェントを有効にして、監視ツールからのSNMPクエリへの応答を作成できます。

ウェブフックの利点

  • ソースから情報を引き出すAPIと比較して、Webhookはアラームやイベントが発生すると通知をプッシュします。

  • デバイスが生成するSNMPトラップと比較すると、Webhook通知には、Juniper MistのMarvisイベントとデバイスイベントを含めることができます。

ジュニパーアラートフォーマットリレーのメリット

  • 使用しているネットワーク監視ツールがWebhooksの統合に対応できない場合、Juniper Alert Format Relayを使用してそのギャップを埋めることができます。

  • Juniper Alert Format Relayは、単一の統合と構成ポイントを提供し、構成の労力を軽減します。

プロセスの概要

表 1: インストールと構成のプロセス
ステップ タスク 詳細情報
1 Juniper Alert Format Relayフレームワーク用の仮想マシン(VM)を設定します。 仮想マシンの仕様
2 Webhook トラフィックを許可するようにファイアウォール規則を構成します。
3 Juniper Alert Format Relayをインストールします。 Juniper Alert Format Relayのインストール
4 APIまたはJuniper Mistポータルを使用して、Webhookを有効にします。
5 Juniper Mist MIBファイル(MIST-ALERT-MIB)をネットワーク監視ツールに読み込み、Juniper Alert Format Relayからアラートを監視できるようにします。 MIB ファイルを読み込む