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影響分析の概要

影響分析機能は、Apstraのインテントベース分析(IBA)とネットワークサービスの可視化を組み合わせたものです。影響分析機能を使用すると、管理者は、エンド ユーザー エクスペリエンスに影響を与える可能性のある問題を迅速に切り分けて解決できます。[影響分析]ページには、ネットワークインフラストラクチャとサービストラフィックがたどるパスが視覚的に表示されます。[影響分析]ページのネットワークトポロジー図は、データセンター内のノードがクライアントにどのように接続されているか、アプリケーショントラフィックがどのように処理されているか、およびデータセンター内のノードの異常がアプリケーショントラフィックにどのように影響するかに関する情報を提供します。これらの視覚化は、リンク障害がアプリケーション トラフィックに与える影響に関する情報をネットワーク管理者に提供します。管理者は、いくつかの異常を表示してアラート疲れを引き起こすのではなく、アプリケーションエクスペリエンスに影響を与えている問題の根本原因となり得る重要な異常を特定できます。

影響分析機能は、ナレッジグラフを使用してイベントとデータセンターネットワークの問題を関連付け、それらの問題をネットワークを利用しているアプリケーションへの潜在的な影響にマッピングします。データセンターでイベントが生成されるたびに、Apstraは多数の異常を生成します。これには、以前のイベントが原因でトリガーされた補足イベントが含まれる場合があります。関連するイベントをトリガーした主な異常は、重要な異常として識別されます。たとえば、スイッチのポートがダウンした場合、インターフェイスの問題、ケーブル配線の問題、ルートの問題など、関連する多くの異常がイベントによって生成される場合があります。主な異常と影響を受けるデバイスは、トポロジー図で確認できます。

したがって、影響分析機能を使用すると、管理者は問題の根本原因を迅速に特定して解決し、関連する異常も解決できます。これにより、ネットワーク管理者は平均解決時間(MTTR)を短縮でき、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

ページのフィルターを使用して、選択した期間中に特定のサービスがどのように実行されたかを調べることができます。右側のペインの [ 異常 ] タブには、ネットワーク内のデバイスの現在の異常と、異常が発生した時刻が表示されます。[ 変更 ] タブには、デバイスの追加や削除など、ネットワーク トポロジーの変更が表示されます。

図 1 は、データ センター ネットワーク内のノードがクライアントにどのように接続されているか、およびデータ センター デバイスの異常がクライアントにどのような影響を与えるかを示す [Impact Analysis] ページを示しています。

図1:[Impact Analysis](影響分析)ページ Impact Analysis Page

障害シナリオをシミュレートして、データセンターネットワークにおける問題の潜在的な影響を特定できます。ネットワーク内のデバイスを選択し、[ 失敗シナリオ]をクリックするだけです。Apstraクラウドサービスは、デバイスに問題が発生した場合にクライアントとサービスにどのような影響があるかを視覚化します。したがって、ネットワーク管理者は、影響分析機能を使用して、ネットワークの問題の影響を分析し、アプリケーショントラフィックに対する問題を引き起こしているネットワーク内のコンポーネントを特定できます。影響分析機能は、問題をトラブルシューティングするための汎用的なソリューションを提供する代わりに、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスに影響を与えるデータセンターネットワーク内の特定の問題を管理者が特定するのに役立ちます。

図2 は、デバイス apstra-fabric-001-leaf1 の問題が接続しているクライアントにどのような影響を与えるかを示しています。

図 2: 障害シナリオのシミュレーション Simulate Failure Scenario

この情報に加えて、トポロジ内の特定のノードの詳細を表示することもできます。ノードをクリックすると、右側のペインにノードの詳細が表示されます。表示される情報には、 図 3 に示すように、CPU とメモリの使用率と、デバイスの各インターフェイスで送受信されたパケットの詳細が含まれます。

図3:デバイス情報 Device Information
手記:

CPUおよびメモリ使用率データをJuniper Apstraクラウドサービスに送信できるようにするには、Juniper Apstraインスタンス内の各ブループリントのプローブをインポートする必要があります。詳細については、『Juniper Apstra Cloud Services Edge セットアップガイド』の「Juniper Apstra での CPU およびメモリプローブのインポート」を参照してください。

要約すると、[影響分析]ページには、ネットワークを利用するクライアントやサービスに影響を与える異常を管理者が特定して解決するのに役立つ包括的な情報が表示されます。

影響分析の利点

  • 管理者はアプリケーションの問題をデータセンターネットワークの問題にマッピングできます。これにより、問題を迅速に解決できるため、エンドユーザーエクスペリエンスへの影響を最小限に抑えることができます。

  • データセンターの問題の平均解決時間(MTTR)を短縮し、エンドユーザーエクスペリエンスを向上させます。

  • ネットワークイベントがネットワークを利用するクライアントやサービスに及ぼす潜在的な影響を迅速に特定するのに役立ちます。