バーチャル シャーシ トレース ログ ファイルの特性の設定
オプションで、バーチャル シャーシのトレースログファイルの以下の特性を設定できます。
トレース ファイルの最大数 - という名前のtrace-fileトレース ファイルが最大サイズに達すると、トレース ファイルの最大数に達するまで名前が .0、次にtrace-file .1 というように名前trace-fileが変更されます。そして、最も古いトレース ファイルが上書きされます。オプションで、トレース・ファイルの最大数を 2 から 1000 の範囲に指定できます。files オプションで最大ファイル数を指定する場合は、size オプションで最大ファイルサイズも指定する必要があります。
トレース ファイルの最大サイズ - トレース ファイルの最大サイズを 10 KB から 1 ギガバイト(GB)に設定できます。 size オプションで最大ファイル サイズを指定する場合は、 files オプションで最大ファイル数も指定する必要があります。
[タイムスタンプ(Timestamp)]:デフォルトでは、タイムスタンプ情報はトレース出力の各行の先頭に配置されます。必要に応じて、トレース ログ ファイルにタイムスタンプが配置されないようにすることもできます。
トレース ファイルの追加または置換:デフォルトでは、ルーターまたはスイッチが既存のトレース ファイルに新しい情報を追加します。オプションで、ルーターまたはスイッチが既存のトレース ファイルに情報を追加するのではなく、置き換えるように指定できます。
トレース ファイルの最大数と最大サイズを構成するには:
バーチャル シャーシのプライマリとして指定するルーターまたはスイッチで、トレース ファイルの最大数と最大サイズを指定します。
[edit virtual-chassis] user@host# set traceoptions file filename files number size maximum-file-size
たとえば、 vccp という名前のトレース ファイルのファイルの最大数を 20 に、最大ファイル サイズを 2 MB に設定するには、次のようにします。
[edit virtual-chassis] user@host# set traceoptions file vccp files 20 size 2097152
この例の vccp トレース ファイルが 2 MB に達すると、vccp の名前が vccp.0 に変更され、vccp という名前の新しいファイルが作成されます。新しい vccp ファイルが 2 MB に達すると、vccp.0 の名前が vccp.1 に、vccp の名前が vccp.0 に変更されます。このプロセスは、トレース ファイルが 20 個になるまで繰り返されます。次に、最も古いファイル(vccp.19)が最新のファイル(vccp.0)で上書きされます。
ルーターまたはスイッチがトレース ログ ファイルにタイムスタンプを配置しないようにするには:
バーチャル シャーシのプライマリとして指定するルーターまたはスイッチで、トレース ログ ファイルにタイムスタンプが表示されないように指定します。
[edit virtual-chassis] user@host# set traceoptions file filename no-stamp
既存のトレース ファイルに情報を追加するのではなく、置き換えるには:
バーチャル シャーシのプライマリとして指定するルーターまたはスイッチで、ルーターまたはスイッチが既存のトレース ファイルを置き換えることを指定します。
[edit virtual-chassis] user@host# set traceoptions file filename replace