対称イーサネット一時停止フロー CoSの有効化と無効化
イーサネットの一時停止フロー制御は、イーサネット リンク アグリゲート(LAG)インターフェイスに属するイーサネット リンクを含め、全二重イーサネット リンク上のすべてのトラフィックにリンクレベルのフロー制御を提供することで機能する輻輳緩和機能です。イーサネットの一時停止は、リンク上の両方向で動作します。一方向で、インターフェイスが生成して一時停止メッセージを送信し、接続されたピアによるトラフィックの送信を停止します。その他の方向では、インターフェイスは接続されたピアから受信したメッセージを一時停止し、トラフィックの送信を停止します。
対称フロー制御とは、インターフェイスが両方向で同じ一時停止設定を行う意味です。一時停止生成と一時停止応答機能はどちらも有効に設定されています。または両方とも無効になります。
非対称フロー制御では、インターフェイス上で個別に、それぞれの方向で一時停止機能を設定できます。一時停止メッセージを生成し、一時停止メッセージに応答するための設定は同じではありません。両方向で有効にしたり、両方向で無効にしたり、一方の方向で有効にしたり、もう一方の方向で無効にしたりすることができます。リンク上のすべてのトラフィックを一時停止しない場合は、プライオリティベースのフロー制御(PFC)を使用して、IEEE 802.1p コード ポイントに基づいてトラフィックを選択的に一時停止できます。
OCX シリーズ スイッチは、PFC をサポートしていません。
任意の特定のインターフェイスでは、対称および非対称フロー制御は相互に限定されます。両方の機能を設定しようとすると、スイッチからコミット エラーが返されます。イーサネットの一時停止と PFC は相互に限定される機能で、両方とも同じインターフェイスでは設定できません。インターフェイス上でイーサネットの一時停止とPFCの両方を設定しようとすると、スイッチからコミット エラーが返されます。
デフォルトでは、すべてのフロー制御機能が無効になっています。リンク上のすべてのトラフィックを一時停止するインターフェイスで対称フロー制御を有効にします。
インターフェイスで対称フロー制御を有効にするには、次の方法に示します。
[edit interfaces interface-name ether-options] user@switch# set flow-control
インターフェイスで対称フロー制御を無効にするには、次の方法に示します。
[edit interfaces interface-name ether-options] user@switch# set no-flow-control