MPLS

ユニキャストネクストホップ(ACX7024、ACX7100-32C、ACX7100-48L、ACX7509ルーター)のBFDトリガー高速再ルートの強化—Junos OS Evolvedリリース23.2R1以降、ユニキャストネクストホップの双方向フォワーディング検出(BFD)トリガー高速再ルート(FRR)を強化しました。BFDトリガーローカル修復オプションは、デフォルトで有効になっています。

リモートリンクでBFDリンクがダウンすると、BFDトリガー修復がローカルデバイスで有効になります。BFD セッションがローカル デバイスの PFE でダウンし、ルーティング プロトコルが新しいルートを再計算します。[edit routing]階層下のsession-id-change-limiter-indirect設定を使用して、間接ネクストホップの親ノードの再計算を制限します。コンバージェンスが速くなるため、トラフィックのダウンタイムも短縮されます。

このオプションを無効にするには、コマンド set routing-options no-bfd-triggered-local-repair を使用して、ルーティング設定を再起動します。

[MPLSのBFD(双方向フォワーディング検出)、session-id-change-limiter-indirect、no-bfd-triggered-local-repairを参照]

RFC5440(PTX10008)に準拠した、PCC開始およびPCC委任LSP(RSVP-TEおよびSR-TE)のバウンドメトリックと帯域幅のサポート—Junos OS Evolvedリリース23.2R1以降、セグメントルーティングLSPのパス計算要素プロトコル(PCEP)接続における有界制約のメトリックオブジェクトと帯域幅オブジェクトをサポートしています。メトリック オブジェクトと帯域幅オブジェクトはどちらも PCEP のオプション オブジェクトであり、PCInit、PCUpd、および PCRpt PCEP メッセージに存在できます。

LSPコントローラーに制限されたメトリック値を設定するには、[edit protocols mpls label-switched-path <lsp-name> lsp-external-controller controller-name]階層レベルでigp-metric-bound <val> | te-metric-bound <val> | delay-metric-bound <val>ステートメントを使用します。

コンピュートプロファイルの有界メトリック値を設定するには、[edit protocols source-packet-routing compute-profile compute-profile-name]階層レベルでbound-metric igp <val> | bound-metric te <val> | bound-metric delay <val>を使用します。

最大 SR-MPLS セグメント識別子(SID)深度を使用するには、 set protocols pcep maximum-srmpls-segment-list-depth <val> 設定コマンドを使用します。

リストを反映させるには、 set protocols pcep propagate-lsp-max-segment-list-depth 設定コマンドを使用します。

[ lsp-external-controller、 compute-profile、 pcep を参照]

IPv6 SR-TEおよびIPv6アンダーレイ(ACX7024、ACX7100-32C、ACX7100-48L、ACX7509)を介したIPv6 L3VPNのサポート—Junos OS Evolvedリリース23.2R1以降、IPv6ローカルアドレスとIPv6ネイバーアドレスを使用してIPv6レイヤー3 VPN(L3VPN)接続を設定できます。IPv6 セグメント ルーティングトラフィック制御(SR-TE)トンネルにマッピングされた色付きまたは色付けされていない IPv6 最後から 2 番目のネクストホップ(PNH)アドレスを使用して、IPv6 PE(プロバイダ エッジ)デバイスを接続できます。

[ MPLS ネットワークにおける静的セグメントルーティング LSP の理解 と BGP を使用したリンクステート配信の概要を参照してください。]

Path Computation Element Protocol(PTX10008)における、委任およびPCE開始のセグメントルーティングトラフィックエンジニアリング(SR-TE)LSPの帯域幅と予約優先度をレポートするサポート—Junos OS Evolvedリリース23.2R1以降、委任された SR-TE LSPの帯域幅と予約優先度のレポート をサポートします。 PCE開始SR-TE LSPでは、 帯域幅、設定優先度、 コントローラから 予約優先度リクエスト を受信すると、Path Computation Client(PCC)がコントローラに同じ情報を報告します。

委任された SR-TE LSP のbandwidth-requestedとbandwidth-reservation-priorityを設定するには、[edit protocols source-packet-routing compute-profile compute-profile-name] 階層レベルでbandwidth-requested | bandwidth-reservation-priority設定ステートメントを含めます。

[ PCEPでのパス最適化メトリックのレポートを参照してください。