MXシリーズルーターでのマルチキャストスヌーピング
MX シリーズ ルーターはレイヤー 3 とレイヤー 2 の両方の機能を同時にサポートできるため、MX シリーズ ルーターでレイヤー 3 マルチキャスト プロトコル PIM(プロトコル独立マルチキャスト)、IGMP(インターネット グループ メンバーシップ プロトコル)、レイヤー 2 VLAN を設定できます。
通常のカプセル化ルールでは、レイヤー 2 処理はフレーム ヘッダー内の情報へのアクセスに限定され、レイヤー 3 処理はパケット ヘッダー内の情報へのアクセスに制限されています。しかし、場合によっては、レイヤー2プロトコルを実行するインターフェイスは、レイヤー3でしか利用できない情報を必要とします。マルチキャスト アプリケーションでは、レイヤー 3 IGMP および PIM プロトコルで利用可能なグループ メンバーシップ情報とマルチキャスト ツリー情報が VLAN に必要です。このような場合、レイヤ 3 設定では PIM または IGMP スヌーピングを使用して、VLAN レベルで必要な情報を提供できます。
レイヤー 2 スパニング ツリー プロトコル プロセスに代わって、レイヤー 3 プロトコルの動作の詳細についてマルチキャスト スヌーピングを設定する方法については、 マルチキャスト スヌーピングと VPLS ルート保護についてを参照してください。
スヌーピングの設定ステートメントと例は、 ルーティングデバイス用Junos OSレイヤー2スイッチングおよびブリッジングライブラリには含まれていません。PIM および IGMP スヌーピングの設定の詳細については、 Junos OS マルチキャスト プロトコル ユーザ ガイドを参照してください。