ARP エージング タイマーの調整
デフォルトでは、ARP エージング タイマーは 20 分に設定されています。メトロイーサネット環境など、直接接続されたホストが多数ある環境では、ARP エージングタイマーを構成して ARP 更新の間隔を増やすと、数千のクライアントが同時にタイムアウトするとパケット転送パフォーマンスに影響を与える可能性があるイベントのパフォーマンスを向上させることができます。より低い ARP エージング タイマー(20 分未満)で接続されたデバイスがある環境では、ARP エージング タイマーを小さくすると、期限切れの ARP エントリを持つネクスト ホップへのトラフィックのフラッディングを防止して、パフォーマンスを向上させることができます。ほとんどの環境では、デフォルトの ARP エージング タイマー値を調整する必要はありません。
システム全体の ARP エージング タイマーを設定するには、[edit system arp]
階層レベルで aging-timer
ステートメントを含めます。
[edit system arp] user@host# aging-timer minutes
エージングタイマーの範囲は1〜240分です。設定したタイマー値は、ARPエントリーが期限切れになると有効になります。つまり、後続の更新された各ARPエントリは、新しいタイマー値を受け取ります。新しいタイマー値は、設定をコミットした時点で存在する ARP エントリーには適用されません。
[edit system]
階層レベルで設定できるステートメントの詳細については、 Junos OS用CLIユーザーガイドを参照してください。