Junos XML プロトコルを使用した過去の 2 つの(ロールバック)設定の比較
Junos OSを実行するデバイスとのJunos XMLプロトコルセッションでは、クライアントアプリケーションは、以下のRPCのいずれかを要素と使用することで、以前にコミット(ロールバック)された2つの設定の内容を <compare>
比較できます。
<get-configuration-by-revision>
設定リビジョン識別子を参照して、設定を比較します。<get-rollback-information>
ロールバックインデックスを参照して、設定を比較します。
<get-configuration-by-revision>
要素を<compare>
含む RPC は、 オプションをshow system configuration revision
含む動作モード コマンドとcompare
同じです。要素は<compare>
、比較の基礎となる設定の設定リビジョン識別子を指定します。要素は<revision-string>
、基本設定と比較する設定の設定リビジョン識別子を定義します。構文は次のとおりです。
<rpc> <get-configuration-by-revision> <revision-string>revision-id</revision-string> <compare>revision-id</compare> </get-configuration-by-revision> </rpc>
例えば、次の RPC は、設定リビジョン識別子文字列を参照して、2 つの設定を比較します。
<rpc> <get-configuration-by-revision> <revision-string>re0-1605288042-335</revision-string> <compare>re0-1605288033-334</compare> </get-configuration-by-revision> </rpc>
同様に、 要素を <get-rollback-information>
持つ <compare>
RPCは、 オプション付 show system rollback
きの動作モードコマンドと compare
同等です。エレメントは <compare>
、比較の基礎となるコンフィギュレーションのロールバック・インデックスを指定します。要素は <rollback>
、基本構成と比較する設定のロールバックインデックスを指定します。両方のタグ要素の有効な値は、0(直近にコミットされた設定ではゼロ)から49までの範囲です。構文は次のとおりです。
<rpc> <get-rollback-information> <rollback>index-number</rollback> <compare>index-number</compare> </get-rollback-information> </rpc>
古いコンフィギュレーションが基本コンフィギュレーションである場合、出力はより論理的に変更の時系列に対応します。そのインデックスは 要素で<compare>
囲まれており、より最近の設定のインデックスは または <revision-string>
タグ 要素で<rollback>
囲まれています。
Junos XML プロトコル サーバーは、RPC と <configuration-information>
<configuration-output>
要素に応じて、<rollback-information>
その応答を<rpc-reply>
要素、または <configuration-revision-information>
要素で囲みます。<load-success/>
タグは実装の副作用であり、結果には影響しません。
<rpc-reply xmlns:junos="URL"> <rollback-information> <load-success/> <configuration-information> <configuration-output> <!-- formatted ASCII text representing the changes --> </configuration-output> </configuration-information> </rollback-information> </rpc-reply>
タグ要素の <configuration-output>
情報は、ASCIIテキストでフォーマットされており、2つの設定が異なる各階層レベルのバナーライン(など [edit interfaces]
)が含まれています。バナーラインの間の各行は、プラス記号(+)またはマイナス記号(–)のいずれかで始まります。プラス記号は、基本設定に ステートメントを追加すると2番目の設定になるのに対し、マイナス記号はベース設定から ステートメントを削除すると2つ目の設定になります。
次の例では、インデックスが20と4のロールバック設定の比較を要求する方法を示しています。