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VRRPプリエンプションとホールドタイムの設定
VRRP プリエンプションの設定
デフォルトでは、優先度の高い VRRP バックアップ スイッチは、優先度の低いプライマリ スイッチをプリエンプトします。この動作を明示的に有効にするには、以下のステートメントを含めます。
preempt;
優先度の高い VRRP バックアップ スイッチが優先度の低いプライマリ スイッチをプリエンプトすることを禁止するには、優先度の低いスイッチに以下のステートメントを含めます。
no-preempt;
これらのステートメントは、以下の階層レベルに含めることができます。
[edit interfaces interface-name unit logical-unit-number family inet address address vrrp-group group-id]
プリエンプション保留時間の設定
プリエンプションホールドタイムを設定することもできます。これは、プライマリルーターをプリエンプトする前に、起動したばかりの高優先度バックアップルーターが待機する秒数です。プリエンプションが発生する前に、ルーティングプロトコルやその他のJunos OSコンポーネントが収束するように保留時間を設定することができます。
保留時間は、起動時にのみ適用されます。デフォルトでは、ホールドタイム値は0秒です。つまり、バックアップルーターの起動直後にプリエンプションが発生する可能性があります。
プリエンプションホールドタイム値を変更するには、以下のステートメントを設定します。
hold-time seconds;
ホールドタイムは0~3600秒です。
以下の階層レベルでこのステートメントを含めることができます。
[edit interfaces interface-name unit logical-unit-number family inet address vrrp-group group-id] preempt