PTP と組み合わせて使用するサービス パッケージの設定
ACX1100ルーターでは、RFC 2544ベースのベンチマークテスト、またはNATやIPsecアプリケーション用に、ルーター上でサービスパッケージを設定できます。RFC 2544ベースのベンチマークテストまたはNATおよびIPsecアプリケーション用にサービスパッケージを設定すると、サービスパッケージの選択を適用するために転送エンジンボード(FEB)の再起動が発生します。デフォルトでは、RFC 2544ベンチマークテスト用のサービスパッケージが選択されます。RFC 2544ベースのベンチマークテストとNATとIPsecプロトコルの組み合わせの両方が同時にサポートされていないため、IEEE 1588v2 PTP(Precision Time Protocol)用にルーターを設定する場合は、ACX1100ルーターでサービスパッケージの選択が必要となります。PTP および RFC 2544 ベースのテスト、または PTP と NAT と IPsec の組み合わせのみを設定できます。
サービスパッケージを、RFC 2544ベース、またはACX1100-ACルーターのみNATおよびIPsecベースに指定する必要があります。ACX1100-ACおよびACX500ルーター以外のACXシリーズルーターでは、RFC 2544ベースのベンチマークテストのみがサポートされているため、サービスパッケージを選択する必要はありません。これらのルーターでは、NAT および IPsec アプリケーションはサポートされていません。
特定のFPCでRFC 2544ベースのサービスパッケージを設定するには、[edit chassis fpc slot-number]階層レベルでservice-package bundle-rfc2544ステートメントを含めます。
[edit chassis]
fpc slot-number {
service-package bundle-rfc2544;
}
特定のFPCでNATおよびIPsecアプリケーションサービスパッケージを設定するには、[edit chassis fpc slot-number] 階層レベルでservice-package bundle-nat-ipsecステートメントを含めます。
[edit chassis]
fpc slot-number {
service-package bundle-nat-ipsec;
}