IP-IPトンネルにCoSを設定するには、[edit interfaces ip-fpc/pic/port unit logical-unit-number]階層レベルでtunnelステートメントを含めます。GREトンネルにCoSを設定するには、[edit interfaces gr-fpc/pic/port unit logical-unit-number]階層レベルでtunnelステートメントを含めます。
インバウンドインターフェイスでトラフィックを分類するには、BA(動作集約)分類子またはファイアウォールフィルターを設定します。[edit firewall filter filter-name term term-name then]階層レベルにloss-priorityおよびforwarding-classステートメントを、[edit class-of-service]階層レベルにclassifiersステートメントを含めます。
手記:
gr-インターフェイスに BA 分類子を設定することはできません。ファイアウォールフィルター(マルチフィールド分類子)を使用して、gr-インターフェイス上のトラフィックを分類する必要があります。
GREトンネルでは、デフォルトでは、外部IPヘッダーのToSビットがすべて0に設定されます。内部 IP ヘッダーから外部に ToS ビットをコピーするには、[edit interfaces gr-fpc/pic/port unit logical-unit-number] 階層レベルで copy-tos-to-outer-ip-header-transit ステートメントを含めます。(この内部から外部への ToS ビット コピーは、すでに IP-IP トンネルのデフォルト動作になっています)。
手記:
このオプションは、IPv4 GRE トンネルでのみ機能します。このオプションは、IPv6 トラフィックをサポートしていません。
このオプションがインターフェイスレベルで有効になっていることを確認するには、 show interfaces interface-name detail コマンドを使用します。
外部IPヘッダーに静的なToS/トラフィッククラス値を設定するには、[edit interfaces gr-fpc/pic/port unit logical-unit-numbertunnel]階層レベルでtraffic-classtraffic-class-valueステートメントを含めます。この値を設定すると、copy-tos-to-outer-ip-header-transit ステートメントが上書きされます。エグレスWANインターフェイスで書き換えルールが設定されている場合、これらの書き換えルールによってこの設定が上書きされます。したがって、traffic-class設定は、書き換えルールが構成されていない場合にのみ意味があります。