MIC および MPC インターフェイスでのレート シェーピング
このトピックでは、以下の情報を取り上げます。
MIC および MPC インターフェイスでのレート シェーピングの粒度
MICおよびMPCラインカードでホストされるインターフェイスは、設定されたシェーピングレートのアプリケーションで特定の粒度を持っています。つまり、観察されたハードウェア値がユーザー設定の値と完全に一致しない可能性があります。それにもかかわらず、派生値は、許可されるとおりに設定された値に近い値です。
表 1 は、各 MPC ポート タイプのシェーピング粒度を示しています。取得したシェーピング レートの粒度は、基本ハードウェアの粗粒度キューイングでは 250 Kbps から、拡張キューイング ハードウェアでは細粒度キューイングの場合は 1.5 Kbps までです。
MX シリーズ ルーターの MIC または MPC ポート |
シェーピング レートの粒度 |
||
---|---|---|---|
ライン カード タイプ |
ポート速度 |
ポートレベル、キューレベル |
論理インターフェイス レベル、インターフェイス セット レベル |
非キューイング MPC |
1 Gbps/ 10 Gbps |
250 Kbps |
N/a |
キューイング MIC または MPC |
1 Gbps |
2.4 Kbps |
9.6 Kbps |
10 Gbps |
9.6 Kbps |
38.4 Kbps |
|
拡張キューイング MPC |
1 Gbps |
1.5 Kbps |
6 Kbps |
10 Gbps |
6 Kbps |
24 Kbps |
MPC3E と MPC4E を搭載した MX シリーズ ルーターのシェーピング レートの粒度は、約 293~300 Kbps です。他の MPC(Trio ベース FPC)を搭載したルーターの場合、シェーピング レートの粒度は 250 Kbps です。これらの MPC の事前定義されたシェーピング レートは、これらのシェーピング レートの粒度値の次の倍数です。事前定義されたシェーピングレートからの予想される偏差は、5~10%です。
エグレスレートシェーピング統計におけるレイヤー1およびレイヤー2オーバーヘッドのアカウンティング
MICおよびMPCインターフェイスのエグレス側で、シェーピングされたセッションパケットのエグレスレートシェーピング統計を計算する場合、システムはデフォルトでパケットあたり20バイトを追加します。
エグレスレートシェーピング統計の計算に使用する明示的なオーバーヘッド値を設定するには、 階層レベルに ステートメントを[edit chassis fpc slot-number pic pic-number traffic-manager]
含egress-shaping-overhead
めます。エグレス パケット当たり –63 バイトから 192 バイトまでのオフセット値を指定できます。