ユーザー プレーン機能
ユーザー プレーン機能(UPF)は、5G コア(5GC)内のデータ プレーンです。アクセス ゲートウェイ機能(AGF)が加入者を認証し、プロトコル データ ユニット(PDU)セッションを確立すると、セッション管理機能(SMF)が加入者の UPF を選択します。UPF は、以下の機能を提供します。
-
GPRSトンネリングプロトコル、ユーザープレーン(GTP-U)で有効になっている加入者トンネルカプセル化
-
パケット ルーティングと転送
-
サービス品質(QoS)とバッファリング
-
ポリシー適用
-
統計の収集とレポート
-
合法的な傍受要求処理
-
オプションの高度なサービス
ジュニパーは、MXプラットフォームでUPFをサポートします。プラットフォームがUPF専用の場合と、プラットフォーム上のアクセスゲートウェイ機能(AGF)とUPFが同じ場所に配置されている場合の両方についてです。UPF は、ターゲット UPF または中間 UPF として設定できます。ターゲットUPFは、N6インターフェイスを介してデータネットワークと通信します。中間 UPF は、アップリンクの分類子の役割を実行し、N9 インターフェイスを介して他の UPF と通信します。
AGF と UPF コロケーション
ジュニパーは、同じMXルーター上でユーザープレーン機能(UPF)のコロケーションをサポートしています。5G アーキテクチャでは、アクセス ゲートウェイ機能(AGF)がデータ パケットを N3 インターフェイスを介して UPF に転送します。概念的には、同じ場所に配置された AGF と UPF は、N3 インターフェイスを介して内部でデータ パケットを相互に送信します。UPFとAGFが同じ場所に配置されている場合でも、UPFをターゲットUPFと中間UPFの両方に設定することができます。
AGF を UPF と同じ場所に配置すると、UPF はネットワークのエッジで動作します。そのため、ユーザーアプリケーションデータは、レイテンシが減少し、スループットが高くなる可能性があります。
同じ場所に配置された UPF を有効にするには、 階層に を[edit services agf user-planes user-plane-name]
含めますcolocated-user-plane
。
UPF の設定の詳細については、 https://www.juniper.net/documentation/us/en/software/junos/multi-access-user-plane/topics/topic-map/cups-saegw-overview.html を参照してください。