デバイス インベントリの概要
デバイス インベントリは、Junos Space ネットワーク管理プラットフォームの [デバイス] ワークスペースから管理します。Junos Space Platform データベース内のデバイスのインベントリは、デバイスが最初に発見されたときに生成され、Junos Space Platform データベースと同期されます。同期後、Junos Space プラットフォーム データベース内のデバイス インベントリは、デバイス上のインベントリと一致します。
デバイスの物理(ハードウェア)インベントリまたは論理(構成)インベントリが変更された場合、デバイスのインベントリはJunos Space Platformデータベース内のデバイスのインベントリと同期されなくなります。ただし、Junos Space プラットフォームでは、設定変更要求のコミットまたは帯域外 CLI コミット操作が管理対象デバイス上で発生すると、再同期ジョブが自動的にトリガーされます。
また、Junos Space プラットフォームのユーザー インターフェイスの デバイス ワークスペースから ネットワークとの再 同期 ワークフローを使用して、Junos Space プラットフォーム データベースと物理デバイスを手動で再同期することもできます。
Junos Space Platformが記録システムである場合、データベース値は、ネットワークデバイス設定の帯域外変更よりも優先され、手動および自動の再同期は利用できません。
デバイス インベントリに関連する次のタスクは、[デバイス] ワークスペースから実行できます。
Junos Space Platformが管理する各デバイスのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントに関する情報を表示するには、デバイスインベントリを表示します。
デバイスのインベントリの変更を表示して確認します。
部品のサービス契約またはサポート終了ステータスに関する情報を表示します。
Service Nowでアドレスグループが設定されている場合、デバイスの場所と発送先住所を表示します。
デバイスの物理インターフェイスの動作および管理ステータスを表示します。
デバイスのソフトウェアとライセンスのインベントリを表示します。
資産管理に使用されるアプリケーションなど、他のアプリケーションで使用するために、物理インベントリとソフトウェアインベントリをエクスポートします。
デバイスのインターフェイスに関連付けられている、またはデバイスのインターフェイスで実行されたスクリプトに関する情報を表示します。
デバイスの問題をトラブルシューティングします。
ネットワークがレコード システムである場合は、Junos Space プラットフォームが管理するネットワーク デバイスを Junos Space Platform データベースと再同期します。
アグリゲーション デバイスとサテライト デバイスのインベントリ
Junos Space ネットワーク管理プラットフォーム リリース 15.2R1 以降、Junos Space プラットフォームでアグリゲーション デバイスとして設定された MX シリーズ ルーターを検出して管理できます。アグリゲーション デバイスとサテライト デバイスの両方の物理インベントリ、アグリゲーション デバイスのカスケード ポート、サテライト デバイスがマッピングされている FPC(フレキシブルPICコンセントレータ)スロット、およびサテライト デバイスが関連付けられているサテライト ソフトウェア パッケージとソフトウェア アップグレード グループを表示できます。アグリゲーション デバイス、サテライト デバイス、Junos Fusion テクノロジーの詳細については、 Junos Fusion のマニュアルを参照してください。
Junos Space プラットフォームで発見された 3 つのサテライト デバイスに MX240 ルーターを接続した Junos Fusion セットアップでは、Junos Space Platform に次の詳細が表示されます。
[デバイス管理(Device Management)] ページでの、アグリゲーション デバイスのモードとアグリゲーション デバイスに接続されているサテライト デバイスの数。詳細については、 『管理対象デバイスの表示』を参照してください。
実地棚卸の表示 ページの実地棚卸。FPCスロットに関連づけられているサテライトデバイスの物理インベントリと、サテライトデバイスのサテライトエイリアス名を表示します。例えば、FPCスロット100はQFX5100デバイスに関連付けられ、FPCスロット101および103はそれぞれ2つのEX4300スイッチに関連付けられます。QFX5100デバイスのサテライトエイリアス名はqfx5100-48s-02で、EX4300スイッチはex4300-48s-02とex4300-48s-05です。
[物理インターフェイスの表示(View Physical Interfaces)] ページで、アグリゲーション デバイスのポートとサテライト デバイスの管理 IP アドレスをカスケードします。たとえば、MX240ルーターはxe-0/0/2を介してQFX5100に接続し、EX4300スイッチはxe-2/0/0およびxe-0/0/3を介して接続します。
[ソフトウェア インベントリの表示] ページのサテライト ソフトウェア パッケージとソフトウェア アップグレード グループ。たとえば、 grp_mojito ソフトウェア パッケージに関連付けられた 15.1-20151224_s4_linux_44.1.0 サテライト ソフトウェア アップグレード グループなどです。