MX304冷却システム

ファン モジュール

シャーシは、ルーター コンポーネントの温度を監視します。ルータが正常に動作している場合、ファンは低速で動作します。ファンに障害が発生した場合、または周囲温度がしきい値を超えた場合、残りのファンの速度は自動的に調整され、温度が許容範囲内に保たれます。周囲最高温度の仕様を超え、システムを十分に冷却できない場合、ルーティング エンジンは各電源からの出力電力を無効にしてルーターをシャットダウンします。

MX304ルーターには、ルーターの背面に設置する3つのファンモジュールがあります。ルータの電源を入れるには、3 つのファン モジュールをすべて取り付ける必要があります。ファン モジュールは、ホットスワップおよびホットリムーブ可能な現場交換可能ユニット(FRU)です( 図 1 および 図 2 を参照)。各ファン モジュールには、80 mm x 80 mm の反転ファンが 2 つ使用されています。

ファン モジュールのファンの 1 つに障害が発生した場合、MX304 ルーターは、障害が発生したファン モジュールがあるファン トレイ スロットに対してアラームを発生させ、問題なく動作を継続します。交換用ファン モジュールが利用可能になるまで、障害が発生したファン モジュールはシャーシに入れたままにしておくことができます。交換用ファン モジュールが利用可能で、ルーターがオンラインの場合、一度に 1 つのファン モジュールを交換する必要があります。交換中、ルータはファン モジュールが欠落した場合に重大なアラームを発し、一定時間動作し続けた後、シャットダウンします。異なる温度でファン モジュールを交換するのに利用可能な最大時間については、 表 1 を参照してください。

気流

ルーターには、フロントツーバック(AIR OUT)冷却システムがあります( 図3を参照)。冷気はシャーシ前面の通気口から引き込まれ、熱気はシャーシ背面の通気口から排出されます。

図3:ルーター を通るエアーフロー

エアフィルターユニット

エアフィルターユニットは、外側フィルターカバー、エアフィルター、および内側ケージの3つの部分で構成されています( 図4を参照)。エアフィルターは、外側のフィルターカバーと内側のケージの内側にあります。エア フィルター ユニットはケーブル管理ブラケットに取り付けられ、非脱落型ネジでしっかりと固定されています。

図4:エアフィルターユニット

1 — アウターフィルターカバー	3 — インナーケージ
2 — エアフィルター

電源冷却システム

自己冷却電源と排気口は、ルーターの背面(シャーシの左側)にあります。