ACX7100-32C ファンモジュールの保守

ACX7100-32C ルーターからファンモジュールを取り外す

ファンモジュールを ACX7100-32C ルーターから取り外す前に、ESD(静電放電)による損傷の防止に必要な対策を講じていたことを確認してください( 「静電放電による損傷の防止」を参照してください)。

ACX7100-32C ルーターからファンモジュールを取り外すために、次のパーツとツールが用意されていることを確認します。

ACX7100-32C ルーターのファンモジュールは、ホットリムーブ可能でホットインサート可能な FRU(フィールド交換可能ユニット)です。ルーターの電源を切ったり、ルーティング機能を中断したりすることなく、取り外しと交換が可能です。

注意：

故障したファンモジュールを新しいファンモジュールと交換する場合、シャーシの過熱を防止するために、取り外してから 1 分以内に行ってください。ファンモジュールを取り外す前に、交換用ファンモジュールが手元であることを確認します。

ファンモジュールを ACX7100-32C ルーターから取り外す( 図 1 を参照)。

帯電防止袋または静電防止マットを安定した平らな面に置きます。
ESD 接地ストラップの片方の端を手首に丸めて巻き付け、ストラップのもう片方の端をシャーシの ESD ポイントと接続します。
プラスのねじ回しを使用して、固定用のねじを緩めます(3~4 回)。
ファンモジュールのハンドルをつかみ、ファンモジュールをしっかり引いて半分ほどシャーシから引き出します。

警告：
けがを防止するために、ファンモジュールをシャーシから引き出す際、ファンに手やツールを触れないでください。ファンがまだ動作している可能性があります。
ファンが回転を停止したら、ファンモジュールをシャーシから完全に引き出します。
安定した平らな面の上で、ファンモジュールを帯電防止袋の中または静電防止マットの上に置きます。

図 1:ACX7100-32C ルーターからファンモジュールを取り外す Remove a Fan Module from an ACX7100-32C Router

メモ：

ファンモジュールを取り外すと、CLI メッセージ Fan/Blower is Absent がシステムログに記録され、Junos OS がメジャーアラームを発生させます。

ファンモジュールを ACX7100-32C ルーターに取り付ける前に、ESD(静電放電)による損傷の防止に必要な対策を講じていたことを確認してください( 「静電放電による損傷の防止」を参照してください)。

注意：

メモ：

ファンモジュールは、購入する製品モデルに応じて、ポートからFRUへのエアフロー(AO)またはFRUからポートへのエアフローを提供します。

ACX7100-32C ルーターにファンモジュールを取り付けるために、次のパーツとツールが用意されていることを確認します。

ファンモジュールを ACX7100-32C ルーターに取り付ける( 図 2 を参照)。

ESD 接地ストラップの片方の端を手首に丸めて巻き付け、ストラップのもう片方の端をシャーシの ESD ポイントと接続します。
コネクターに触れないように注意しながら、ファンモジュールを袋から取り出します。
モジュールをシャーシの背面パネルの開いたスロットに合わせ、完全に収まるまでモジュールを挿入します。

注意：

ファンモジュールを異なる気流方向のシャーシに取り付けようとすると、損傷が発生する可能性があります。ルーター製品モデルとハンドルのエアフローマーキングを比較し、シャーシと同じ気流方向のファンモジュールを取り付けられるようにします。ファンモジュールは、同じエアフロータイプをサポートする ACX7100-32C 製品モデルにのみ挿入できるように設計されています。詳細については、 ACX7100-32Cルーターの冷却システムとエアフローを参照してください。
プラスのねじ回しを使用し、固定用のねじを締まるまで回します。

図 2:ACX7100-32C ルーターにファンモジュールを取り付ける Install a Fan Module in an ACX7100-32C Router