オール IP ケーブル ネットワークの設計図

新しいエンドツーエンドのマルチサービス提供システムを実現する道を拓く

ネットワークで結ばれた世界はオール IP モデルに移行しており、ケーブル ネットワークもこうした進化をたどる流れにあります。ジュニパーは、ケーブル ネットワークの将来は IP/MPLS 技術にあると考えています。ジュニパーは、Gainspeed 社のパートナーと密接に連携して、ケーブル MSO(マルチサービス オペレータ)を実現する道筋を拓いています。MSO とは、高度なケーブル アプリケーションとサービスに対応する単一の統合システムによってエンドツーエンドのマルチサービスを提供し、サービス豊富な IP/MPLS エクスペリエンスへと導く事業者です。

この新しいケーブル ネットワークで、ホーム ユーザー向けの高速データ サービスや VPN サービスなど、ケーブル プロバイダが顧客に提供可能なあらゆるサービスがもたらされます。この融合型 IP/MPLS オプティカル アーキテクチャは、コア ロケーションにもメトロ ロケーションにも単一のエンドツーエンドのアプローチを用います。IP/MPLS は、大規模性、効率性、弾力性、プログラム可能性を実現し、今日のケーブル加入者が期待する高品質のエクスペリエンスを提供します。

ジュニパーのビジョンでは、IP/MPLS ケーブル ネットワークはコアからアクセス レイヤーまで拡張されます。ジュニパーのエンジニアは Gainspeed 社と連携して、商用サービスにも家庭向けサービスにも対応する、オール IP、オール DOCSIS のマルチギガビット アクセス インフラストラクチャを特長とするケーブル ラスト マイルの最新バージョンを開発中です。アクセス レイヤーは、オール IP/MPLS のコア ネットワークおよびメトロ ネットワークと組み合わせられることで、MSO に柔軟性に優れた先進的で極めて効率的なネットワーク システムを提供します。ジュニパーはこのシステムをメトロ IP トランジット アーキテクチャと呼んでいます。

新しいアーキテクチャが必要な理由

ビデオオンデマンドや高速データなど、広帯域幅のナローキャスト トラフィックの大幅な増大により、容量要件が猛烈に高まっています。また、IP ビデオ配信への移行といった要因や、迅速なサービス提供のニーズによって、従来のケーブル ビジネス モデルに負荷がかかっています。現在のレガシー アーキテクチャは、新しいサービスの展開を妨げ、導入速度を低下させ、収益の可能性を制限しています。また、MSO の 設備投資予算に影響をもたらし、電力、冷却、スペースの面で施設に対して非常に大きな要件を突きつけています。

DOCSIS 規格の役割が変化していることも、MSO の課題となっています。DOCSIS は以前は高速データのみに使用されていましたが、現在は、家庭や企業に提供されるあらゆるサービスの基盤という位置付けに移行しています。こうした変化によって、ケーブル通信事業者は、コンピューティングとネットワーキングの最新トレンドを活用すると同時に、新しい一連の DOCSIS ベースのサービスを提供する新たな方法をテストせざるを得なくなっています。

サービス豊富なエクスペリエンスへの対応

ジュニパーは、メトロ IP トランジット アーキテクチャで、光レイヤーを IP ルーターに統合して、流動的かつ動的で柔軟性に優れた、集約型の単一のネットワーク レイヤーを作成します。このプログラム可能なレイヤーは、変化し続け、増加し続けるケーブル ネットワークのビジネス要件に対応します。

ジュニパーは、統合された 100-Gbps のトランスポンダ、高度なシリコン スイッチング、SDN の最新技術を活用して、ケーブル通信事業者がホームユーザーと商用ユーザーに提供するどのサービスにも対応する、単一の統合型ネットワークを構築できます。このシンプルなアーキテクチャには、共通の管理、分析、トラフィック制御プロセスが含まれています。

ジュニパーは、両者の長所、つまり IP のエニーツーエニーのメリットと、光転送の安定性と管理性を活用します。MPLS は、メトロ IP トランジット ネットワークの構築に必要なツールを提供します。ジュニパーは、MPLS および MPLS トラフィック制御によって提供されるサービス フレームワークを、最新の光技術、シリコン技術、SDN 技術に適用することによって、最新のケーブル ネットワークに対応する、真に差別化された IP/MPLS ネットワークを構築できます。

メトロ IP トランジット アーキテクチャは、ジュニパーのさらに大きなアーキテクチャ ビジョン、つまり「高度なサービスとアプリケーションに対応する、オール IP/MPLS のエンドツーエンドのマルチサービス提供プラットフォームを構成する」というビジョンに適合します。