ジュニパーネットワークス、「Session Smart」SD-WANおよびセキュアなブランチゲートウェイ「SRXシリーズ」にMist AIを統合、クライアントからクラウドに至るユーザーエクスペリエンスを最適化

新たに「EXシリーズ」スイッチにもAIを活用

ジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、クライアントからクラウドに至るエンドツーエンドにおけるAIドリブンの自動化、インサイト、アクションを推進する新たなソリューションを発表しました。128 Technology社の買収完了から2カ月余りで、「Session Smart®」ネットワークポートフォリオに、Mist AIによる「WAN Assurance」および仮想ネットワークアシスタント「Marvis」を追加するほか、セキュアなブランチゲートウェイ「SRXシリーズ」の導入・管理において、Mist AIを活用します。さらに、Mist AIによる新しいクラウドネイティブの有線/無線アクセスに、「EXシリーズ」スイッチングプラットフォームを追加します。独自のキャンパス/ブランチ向けポートフォリオを拡大し、そのすべてでMist AIを活用することで、お客様は無線LAN、有線LAN、WANにわたり、統合されたAIOps、セキュリティ、トラブルシューティングなどのメリットを得ることができ、コスト削減やエンドユーザーエクスペリエンスの最適化を実現できます。

AIドリブンエンタープライズに追加された最新機能は、以下のとおりです。

  • 「Session Smart」SD-WAN向け「WAN Assurance」、および仮想ネットワークアシスタント(VNA)「Marvis」: Session SmartルーターからのテレメトリデータをMist AIエンジンに取り込み、WAN全体でサービスレベルの設定、モニタリング、実行が可能になります。事前対応可能な異常検知やWAN状況への高度なインサイトを通じ、最適なユーザーエクスペリエンスを保証します。さらに、Mist AIによる仮想ネットワークアシスタント「Marvis」は、自然言語クエリを用いて「Session Smart」SD-WAN環境のトラブルシューティングを可能にし、ユーザーエクスペリエンスに影響が生じる前に問題を解決できます。ジュニパーネットワークスは、独自の特長を備えた「Session Smart」SD-WANソリューションにAIOpsを追加することで、最高のユーザーエクスペリエンスを実現する最もユニークなSD-WAN製品を市場に提供します。
  • Mist AIによる「SRXシリーズ」の高度なオペレーション:Mist AIとクラウドを活用して、セキュアなブランチゲートウェイである「SRXシリーズ」の設置、設定ができるようになります。ゼロタッチプロビジョニング(ZTP)と自動化されたワークフローによって容易に導入できます。これにより、シンプルなブランチ向けルーターとセキュア接続の機能を有線/無線アクセスと共通のプラットフォームで管理し、オペレーションの合理化、コストの削減、潜在的な問題の最小化を実現します。
  • 新たなセキュアアクセススイッチとしての「EX4400」: 「EXシリーズ」に、クラウドに最適化された最高クラスのセキュリティとAIOpsを搭載できます。IT部門は、MACsec AES256などの重要なセキュリティ機能やグループベースポリシー(GBP)を使用した標準ベースのマイクロセグメンテーションと組み合わせることで、データセンター、キャンパスコア、ディストリビューション、アクセスレイヤーにわたって、EVPN-VXLANネットワークファブリックをシームレスに設計できます。「EX4400」を含むすべての「EXシリーズ」でMist AIを活用し、有線アクセスネットワークの設定・管理と、VLANの設定ミスやケーブルの不具合等、発見しにくい問題のトラブルシューティングを容易にします。

ジュニパーネットワークスは2020年のAIドリブンエンタープライズ市場において、無線LANビジネスの3桁成長、無線製品および「EXシリーズ」の記録的な販売数など、大きな成功を収めました。顧客には、フォーチュン・グローバル企業10社のうち5社を含む、あらゆる業種の主要企業が含まれています。ジュニパーネットワークスはまた、ガートナー社による2020年度版「Magic Quadrant for Wired and Wireless LAN Access Infrastructure(有線/無線LANアクセス・インフラストラクチャのマジック・クアドラント)」においてリーダーに位置付けられ、実行能力で最高の評価を獲得しました。さらに、ガートナー社の2020年度版「Magic Quadrant for WAN Edge Infrastructure(WANエッジインフラストラクチャのマジック・クアドラント)」と、2021年度版「Magic Quadrant for Indoor Location Services(屋内位置情報サービスのマジック・クアドラント)」の両方でビジョナリーに位置付けられています。

参考資料: