vMX での階層型 CoS の設定
階層 CoS を設定するには、次のタスクを実行します。
柔軟なキューイングの有効化
階層型 CoS はデフォルトで無効になっています。階層 CoS を有効にするには、ステートメントを flexible-queuing-mode
階層レベルに [edit chassis fpc 0]
含め、FPC を再起動します。
[edit] user@vmx# set chassis fpc 0 flexible-queuing-mode
vMX のキューへの転送クラスのマッピング
設定されたすべての転送クラスをキューのいずれかにマッピングする必要があります。
[edit] user@vmx# set class-of-service forwarding-classes class class-name queue-num queue-number
vMX のトラフィック制御プロファイルの設定
トラフィック制御プロファイルは、vMX の shaping-rate
and scheduler-map
ステートメントのみをサポートします。
シェーピングレートを指定するには、階層レベルで shaping-rate
ステートメントを [edit class-of-service traffic-control-profiles profile-name]
含めます。
[edit] user@vmx# set class-of-service traffic-control-profiles profile-name shaping-rate rate
スケジューラ マップを指定するには、階層レベルで scheduler-map
ステートメントを [edit class-of-service traffic-control-profiles profile-name]
含めます。
[edit] user@vmx# set class-of-service traffic-control-profiles profile-name scheduler-map map-name
vMX でのスケジューラの設定
スケジューラ マップには、転送クラスのスケジューラへのマッピングが含まれています。スケジューラーは、キューのプロパティーを定義します。
スケジューラーは、vMX の transmit-rate
and excess-rate proportion
ステートメントのみをサポートします。
転送レートを指定するには、ステートメントを transmit-rate
階層レベルに [edit class-of-service schedulers scheduler-name]
含めます。
[edit] user@vmx# set class-of-service schedulers scheduler-name transmit-rate rate
保証レートはサポートされていないので、VLAN 用に予約された帯域幅はありません。予想される動作を得るには、送信レートを保証レートに設定することをお勧めします。
共有する過剰帯域幅の割合を指定するには、階層レベルで excess-rate proportion
ステートメントを [edit class-of-service schedulers scheduler-name]
含めます。値は 0~1000 の範囲です。
[edit] user@vmx# set class-of-service schedulers scheduler-name excess-rate proportion value
1 つのキューに対して過剰率を設定した場合、すべてのキューが重み付けを計算するのに超過率が予想されます。超過率が設定されていない場合、デフォルトの重み 1 が使用されます。
予想される動作を得るには、すべてのキューの超過率を設定する必要があります。
たとえば、優先度の低いキューに過剰率を設定する場合、優先度の高いキューと中優先度のキューに同じ超過率を設定します。