Juniper Secure Connectの監視とトラブルシューティング
このトピックでは、Juniper Secure Connectを使用したVPNの監視と問題のトラブルシューティングについて説明します。
VPN 接続を監視するには、 VPN 接続の監視の説明に従って、J-Web インターフェイスを使用します。
Juniper Secure Connectアプリケーションの使用中に問題が発生した場合は、次の手順に従ってログメッセージを確認し、問題を特定することをお勧めします。
VPN接続を監視する
J-Webインターフェイスを使用して、既存のリモートアクセスVPN 接続を監視できます。これを行うには、[ Monitor > Network > IPSec VPN ]ページに移動します。 図 1 は、[monitoring] メニュー オプションの [IPSec VPN] ページの例を示しています。

[IPSec VPN] ページには、IKE/IPsec 設定、セキュリティ アソシエーション(SA)、および IPsec 統計情報が表示されます。
詳細については、 IPSec VPNの監視 を参照してください。
また、J-Webダッシュボードを表示して、IKEピアのステータスと数を確認することもできます( 図2を参照)。ウィジェットのセクションにカーソルを合わせると、VPN トポロジ タイプの IKE ピア数が表示されます。詳しくは、 ダッシュボードの概要 を参照してください。

Junos OSログの確認
デバイスにsyslogファイルを保存するには、syslogを設定する必要があります。現在、J-Web は構造化ログをサポートしていません。非構造化ログのみがサポートされます。
J-Webインターフェイスでシステムログを表示するには、次に示すように、[ デバイス管理>操作>ファイル ]に移動します。

デフォルトのログ・ファイルとトレース・オプションは、 /var/log フォルダの下に自動的に作成されます。
ストリーム(トラフィックまたはルーティング エンジン)のログを表示するには、 IPSec VPN > > イベントの監視 に移動します。
Juniper Secure Connectアプリケーションログの確認
ウィンドウズ
WindowsデバイスでJuniper Secure Connectアプリケーションログを確認する手順は次のとおりです。
ログは、ログウィンドウが開いていない場合でも、バックグラウンドで継続的にアクティブになります。関連するすべてのJuniper Secure Connect通信イベントが表示され、操作日ごとに1週間ログファイルに保存されます。オンラインから 7 日以上経過したファイルは自動的に削除されます。
ログファイルは、通信処理が完了すると、 Log フォルダの下のインストールディレクトリに自動的に生成されます。ログ ファイルの名前は、yy=年、mm=月、dd=date という NCPyymmdd.LOG 形式です。 [ヘルプ] > [ログブック ] を選択して、ログ ブック ページにログ メッセージを表示します。
ログファイルの保存期間は、「 拡張ログ設定 」オプションを使用して変更できます。ログ ファイルを開いて分析するには、テキスト エディターを使用します。
図4:[Logbook](ログブック)メニューオプション図5:ログメッセージの表示メニュー・バーから「 ヘルプ 」をクリックし、「 拡張ログ設定」を選択します。
図 6: [Extended Log Settings](拡張ログ設定)メニューオプションすべてのチェック ボックスをオンにしてすべてのオプションを有効にし、[ OK] をクリックします。
図 7: 拡張ログ設定ログブックを開き、問題を示すログメッセージがないか確認します。ログメッセージに基づいて問題を解決できない場合は、「 ヘルプ 」をクリックしてから 「サポートアシスタント」を選択して、サポートアシスタントを起動します。サポートアシスタントは、必要なデータをすべて収集します。
図8:サポートアシスタントのメニューオプション[ 追加 ] をクリックして追加のファイルを添付し、[ 次へ] をクリックします。「 アーカイブ・ファイルの保存 」ページが開きます。
図9:アーカイブファイルの保存図10:ログファイル一覧[ アーカイブファイルのみを作成する ]オプションを選択します。次に、「 次へ」をクリックします。
図 11: [アーカイブ ファイルの作成のみ]アーカイブ処理が完了すると、Juniper Secure Connectにアーカイブされたファイルの場所が表示されます。
図 12: ログ ファイルのアーカイブの正常な作成
「 終了」をクリックします。
macOSの場合
Juniper Secure Connectアプリケーションメニューから[ ログ>ログブック ]を選択して、ログブックを開きます。
図13:ログブックメニューオプション問題を示すログメッセージがないか確認します。
図 14: ログ情報の表示
問題を解決できない場合は、このログメッセージを ncpmonlog.txt ファイル名のファイルに保存します。 ncpphone.cfg ファイルを、ログブック ファイル /Library/Application Support/Juniper/SecureConnect/ncpphone.cfg を保存したのと同じ場所にコピーします。
ncpphone.cfg ファイルを見つけるには、Finder を開き、メニューバーの [移動] を選択し、同時にキーボードの [Option] キーを押します。
図 15: ファイル ライブラリを開くJuniper Secure Connectファイルが保存されているディレクトリの場所が表示されます。
図 16: Juniper Secure Connect ディレクトリ
アンドロイド
AndroidデバイスでJuniper Secure Connectアプリケーションログを確認する手順は次のとおりです。
Juniper Secure Connectアプリケーションメニューで、右上隅にある縦に並んだ3つのドットをクリックし、メニューから [ログ ]を選択します。


ログ出力ウィンドウが表示され、ログメッセージが表示されます。
