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BGP-LSを介してリンク統計をアドバタイズするルーターの設定

ボーダーゲートウェイプロトコルリンクステート(BGP-LS)を使用して、ネットワークからリンク遅延とリンク遅延変動(連続する読み取り値間で測定された遅延の変動)に関する情報を取得できます。以前のリリースでは、リンク遅延情報は、ルーターに設定されたRPM(リアルタイム パフォーマンス監視)プローブから取得されていました。

Paragon Pathfinderのパス計算要素(PCE)は、測定されたリンク遅延を使用して、LSPパス内のすべてのリンク遅延の合計としてエンドツーエンドのLSP遅延を計算します。LSP に最大遅延が設定されており、計算されたリンク遅延が設定された最大遅延に違反している場合、PCE は計算し、設定された最大遅延内のリンク遅延があるパスを介して LSP を再ルーティングします。

メモ:

ジュニパーネットワークスのルーターは、次の場合にのみ、測定されたリンク遅延をBGP-LS経由で送信するように設定できます。

  • Junos OS 21.3がルーターで実行されています。

  • IS-ISプロトコルがポイントツーポイントリンクで設定されている

ジュニパーネットワークスのルーターが、測定された遅延とリンク上の遅延変動をBGP-LS経由で送信するように設定するには:

  1. リンクの終端にあるルーター(ルーター A とルーター z)で双方向アクティブ管理プロトコル(TWAMP)を有効にします。
  2. 各ルーターで、遅延を測定するインターフェイスを設定します。例えば:
  3. ルーターで RPM プローブが有効になっている場合は、RPM プローブを無効にして、ルーターが RPM プローブを介して取得したリンク遅延統計を送信しないようにします。
    メモ:

    ルーターに設定されている可能性のあるRPMプローブについては、 JTIテレメトリデータとRPM統計をデータコレクタに送信するためのルーターの設定 を参照してください。

  4. ( オプション)以下のコマンドを使用して、トラフィック制御データベース(TED)データベースおよびコンテナ化ルーティングプロトコルデーモン(cRPD)で測定された遅延を表示します。
    • ルーターのTEDデータベースで測定された遅延を表示するには、ルーターで次のコマンドを実行します。

      出力には、平均遅延、最小遅延、最大遅延、および遅延変動がミリ秒(ms)単位で一覧表示されます。

    • cRPDが受信した測定された遅延を表示するには、cRPDで次のコマンドを実行します。 出力には、平均遅延、最小遅延、最大遅延、および遅延変動が次のようにリストされます。
リンク遅延の統計情報は、Paragon Automation GUIで以下のように確認できます。
  • ネットワーク トポロジ(ネットワーク > トポロジ)でリンク ラベルを右クリックし、[ 測定遅延 A::Z] を選択します。測定された遅延は、 図1に示すようにリンクにリストされています。
    図1:ネットワークトポロジー内のリンクで示された測定されたリンク遅延
  • ネットワーク情報テーブルのリンクタブにある測定遅延A列と測定遅延Z列には、リンクのそれぞれの端で測定された遅延が表示されます。 図2を参照してください。
    図2:ネットワーク情報テーブルに表示される測定遅延