アラートとアラームの概要
アラーム(モニタリング>アラームおよびアラート>アラーム)ページで、発生したアラームを表示できます。アラームは、デバイスの正常な動作を妨げる可能性のあるデバイスの状態を示します。デバイスのアラーム条件は事前に定義されており、デバイスで実行されている障害監視およびパフォーマンス監視(FMPM)に基づいて発生します。たとえば、ハードウェアの問題、データのスループットとレイテンシの低下、温度変動、容量の最適化の問題などの条件によって、自動的にアラームがトリガーされます。
ジュニパーネットワークスと Cisco IOS-XR デバイスの両方で発生したアラームを表示できます。ジュニパーネットワークスのデバイスでは、以下の条件のアラームを表示できます。
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インターフェイスのダウン
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シャーシアラーム
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高い出力利用率
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高い入力利用率
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高いCPU使用率
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高いメモリ使用率
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高いストレージ使用率
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ファンの障害
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高温
IOS XR リリース 7.1.5 以降を実行している Cisco IOS XR デバイスでは、OpenConfig アラーム モデルで定義されたアラームを表示できます。
Cisco IOS XR デバイスの場合、デフォルトの NETCONF ポートを 22 に設定しないと、アラームを表示できません。
アラーム統計は、Paragon Automationのダッシュボードで確認できます。ダッシュボードには、さまざまなアラームタイプの重大度と、過去 1 時間、1 日、1 週間、1 か月、および 1 年間のアラーム履歴が表示されます。
Paragon Automationが生成するアラートは、アラート(監視>アラームとアラート>アラート)ページで確認できます。Paragon Automationは、デバイスグループまたはネットワークグループの異常に対してアラートを生成します。デバイス グループとネットワーク グループにプレイブックを展開して、特定の主要業績評価指標 (KPI) を監視し、異常を検出する必要があります。異常には、システムエラー、プロトコルエラー、インターフェイスエラー、シャーシエラー、およびその他のカスタム設定可能なKPIが含まれます。また、Paragon Automationは、スマートアラームと呼ばれる複数のアラートをメインアラートに自動的に組み合わせて、エラーや異常を組み合わせた根本原因を特定します。これらのアラートは、 スマートアラートと呼ばれます。通知プロファイルを設定し、デバイスグループとネットワークグループの設定で通知プロファイルを有効にすると、主要なイベントのアラート通知を受信できます。詳細については 、通知プロファイルの設定 を参照してください。[アラート] ページで、マイナー、メジャー、および通常のアラートを表示できます。アラートに関連付けられている KPI は、[ネットワーク正常性] ページのタイムライン ビュー、タイル ビュー、およびテーブル ビューから追跡することもできます。
表 1 に、アラームとアラートのライフサイクルを示します。
アラームアラート | |
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Raise - テレメトリ マネージャーで定義された条件が満たされると、アラームが発生します。Paragon Automationはアラームを保存し、[アラーム]ページで確認できます。 |
Raise:デバイス グループまたはネットワーク グループで異常(KPI が事前設定されたしきい値を超えるなど)またはステータス変更(リンクのダウンなど)が検出されると、アラートが発生します。 |
割り当て:アラームによって発生した問題を確認するユーザーが割り当てられます。 |
確認—ユーザーがアラートを表示して確認します。ユーザーは、アラートを生成したデバイスの条件を修復するための手順を実行します。受信確認は、エラーまたは異常を修正するための作業が進行中であることを示します。 |
確認—ユーザーは、アラームによって示された問題を表示および/またはトラブルシューティングした場合、確認済みステータスでアラームをマークします。 |
シェルブ — アラートのステータスをシェルブとして設定できます。Shelve はアラートの優先度を下げ、構成した時間だけアラートをスヌーズします。また、クローズまたはシェルブされているアラートを再度開くこともできます。 または クローズ - アラートによって発生した問題を解決した後、アラートのステータスを終了に設定できます。閉じているアラートを再度開くこともできます。 |
クリア - Paragon Automationは、アラームを発生させた条件が正常化された後、アラームを自動的にクリアします。 | 削除 - [アラート] ページからアラートを削除するには、アラートを削除できます。 |