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Paragon PathfinderとPlannerの違いを理解する

このトピックでは、Paragon PathfinderとParagon Plannerの主な違いについて説明します。Paragon Automationアプリケーションスイートに属する2つのアプリケーションです。

  • Paragon Pathfinder(旧NorthStar Controller)は、大規模ネットワークにおけるセグメントルーティングとIP/MPLSフローのプロビジョニング、管理、監視を簡素化および自動化するトラフィックエンジニアリングソリューションです。

  • Paragon Planner(旧NorthStar Planner)は、あらゆる本番ネットワークのオフラインでの可視化と詳細なアーキテクチャ計画に使用できるネットワークモデリングツールです。

表 1 に、2 つのアプリケーションの主な違いを示します。

表1:Paragon PathfinderとParagon Plannerの違い
Paragon Pathfinder Paragon Planner
Paragon Pathfinderでは、ライブネットワークを監視でき、Pathfinderで行った変更はライブネットワークに反映されます。 Paragon Plannerはオフラインモデリングアプリケーションなので、プランナーで行った変更が本番ネットワークに影響を与えることはありません。
Pathfinderは、Pathfinderとライブネットワーク間の接続により、ライブネットワークに接続することができます。 Planner とネットワークの間に接続がないため、Planner にはネットワークに接続する機能がありません。
Pathfinderでは、ライブネットワークモデルは1つだけです。 Planner では、1 つ以上のオフライン ネットワーク モデルを使用できるため、さまざまな設計変更や障害シナリオの影響を分析および比較できます。ただし、変更はライブ ネットワークには反映されません。

Pathfinderのネットワークモデルは、ネットワークのライブ(リアルタイム)ステータスに基づくトラフィック制御データベースに基づいています。

例えば、後でダウンするリンクを設定した場合、リンクのダウンステータスはトラフィック制御データベースには反映されますが、ルーターの設定には反映されません。

Planner で使用するネットワーク モデルは、Pathfinder のアーカイブとコレクションからのものです。つまり、Planner は Pathfinder からのデータに依存しています。

Planner は、ルーター設定ファイルを使用してネットワークのモデルを構築します。これは、ネットワークの構成ベースのモデルを使用することを意味します。そのため、Plannerは、ルーターの設定では利用できない開始ラベルスイッチパス(LSP)など、Pathfinderからの補足ライブ情報を含むインテントベースのモデル(設定)を表示します。

Pathfinderでは、ネットワークモデルに加えた変更はライブネットワークに影響します。 Planner では、what-if シナリオを実行できます。これにより、実際のネットワークに影響を与えることなく、ネットワーク モデルに変更を加え、その変更の影響を確認できます。

Pathfinder では、メンテナンスイベントのシミュレーションを実行できます。メンテナンスイベントを定義するには、ルーターのダウンやリンクの障害など、何が起こるかを指定します。次に、そのイベントに基づいて、ライブLSPとトラフィック需要に何が起こるかをシミュレートします。

Planner では、障害シミュレーション(リンクやルーターの障害など)を実行し、トラフィック需要や LSP トンネルへの影響を分析できます。
ネットワークトポロジーマップには、ライブノードのステータス、リンク使用率、LSPパスが表示されます。 ネットワーク トポロジ マップには、ノード、リンク、および LSP パスのシミュレーションまたはインポートされたデータが表示されます。
ネットワーク情報テーブルには、ノード、リンク、LSPのライブステータスが表示されます。 ネットワーク情報テーブルには、ノード、リンク、LSPのシミュレーションまたはインポートされたデータが表示されます。
Path Computation Element(PCE)プロトコル(PCEP)、BGP-LS、またはNETCONFを使用して、ライブネットワークからノード、リンク、LSPを検出します。 ルーター設定をインポートして解析したり、ネットワークモデリング用のノード、リンク、LSPを追加したりできます。
LSPをネットワークに直接プロビジョニングします。 シミュレーション用のオフラインモデルにLSPを追加してステージングします。ただし、ライブネットワークにLSPをプロビジョニングすることはできません。
メンテナンスイベントを作成またはスケジューリングして、影響を受けるノードやリンクの周囲にLSPを再ルーティングします。 障害シナリオからネットワーク モデルを解析するためのシミュレーション イベントを作成またはスケジュールします。
ダッシュボードレポートには、ライブネットワークの現在のステータスと主要業績評価指標(KPI)が表示されます。 レポート マネージャーは、シミュレーションと計画のための広範なレポートを提供します。
リアルタイムのインターフェイストラフィックまたは遅延統計を収集し、クエリー用およびチャート表示用のデータを保存します。 インターフェイスデータをインポートしたり、アーカイブデータを集約したりして、クエリやチャート表示用の履歴統計を生成します。