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リアルタイムパフォーマンス監視プローブの設定

ルートフェイルオーバーを伴うIP監視とインターフェイスフェイルオーバーを伴うIP監視の両方で、ターゲットデバイスのテストに使用されるプローブは、IPアドレスの到達可能性をテストするだけでなく、ジッターや遅延などのパラメーターに対してサービスレベルの監視も実行するリアルタイムパフォーマンス監視(RPM)プローブです。

リアルタイムのパフォーマンス監視により、サービスレベルの監視を実行できます。RPM がデバイスに設定されると、デバイスはパケット応答時間、ジッター、パケットロスに基づいてネットワークパフォーマンスを計算します。これらの値は、設定に応じて、HTTP GET リクエスト、ICMP(インターネット制御メッセージ プロトコル)リクエスト、TCP リクエスト、および UDP リクエストによって収集されます。

IP アドレスまたは URL で特定される指定されたプローブターゲットにプローブを送信することで、RPM の統計情報を収集できます。ターゲットはプローブを受信するとレスポンスを生成し、それをSRXシリーズデバイスが受信します。リモートサーバーとの間のトランジットタイムを分析することで、デバイスはネットワークパフォーマンスを判断できます。

SRX シリーズ ゲートウェイは、以下のプローブ タイプを送出します。

  • ターゲット URL への HTTP GET リクエスト

  • ターゲット URL からのメタデータに対する HTTP GET リクエスト

  • ターゲット IP アドレスへの ICMP エコー要求(デフォルト)

  • ターゲットアドレスへの ICMP タイムスタンプ要求

  • ターゲットデバイスへの UDP ping パケット

  • ターゲット IP アドレスへの UDP タイムスタンプ要求

  • ターゲットデバイスへの TCP ping パケット

メモ:

デフォルトのプローブは、特に設定されていない限り、ICMPエコーリクエストです。

プローブされた各ターゲットは、テスト期間中、監視されます。テストはプローブの集合体であり、構成で定義された一定の間隔で送信されます。その後、各テストの統計値が返されます。テストは、ある程度の時間にわたって監視されたプローブの集まりなので、標準偏差やジッターなどのテスト統計を計算し、平均的なプローブ統計に含めることができます。

テスト内では、RPM プローブが一定の間隔で送信され、秒単位で設定されます。送信されたプローブの総数とそれに対応する応答を受信すると、テストは完了です。各テストのプローブ間隔を手動で設定し、回転数テストの実施方法を制御することができます。

特定のテストのプローブがすべて送信された後、テストは再び開始されます。テストとテストの間の時間がテスト間隔です。テスト間隔を手動で設定し、RPM のパフォーマンスをチューニングすることができます。

複数の IP アドレスを監視するには、プローブごとに複数のテストを定義し、すべてのテストが失敗した場合にのみプローブは失敗します。システムは、すべてのテスト結果の 論理 AND 演算を実行して、プローブの結果を判断できます。

図 1 は、次の構成例で使用されるトポロジを示しています。

図 1: リアルタイム パフォーマンス監視トポロジ Real-Time Performance Monitoring Topology

以下に、3 つの IP アドレスを監視する RPM プローブの構成例を示します。

RPM プローブ設定がコミットされた後、次のコマンドを使用してプローブの結果を表示できます。

RPM プローブを使用すると、監視対象 IP アドレスの到達可能性を検出できるほか、ネットワーク パラメータを測定し、ラウンドトリップ タイム(RTT)またはジッターが設定値より大きい場合にアクションを実行することもできます。次のコマンドは、測定可能なパラメータを表示します。