マイクロソフト Teams 統合の概要
Microsoft Teams(Teams)とMistの統合により、MistはMicrosoft AzureクラウドからTeams通話に関する情報を収集できます。収集される情報には、クライアントのパケット損失、遅延、およびジッター データが含まれます。Mist はこの情報を使用して、通話の切断や音声やビデオの品質低下などの問題が発生し、ユーザー エクスペリエンスが低下している Teams 通話を特定します。
Mist は、Azure クラウドから取得した情報を有線、無線、WAN のネットワーク分析情報と関連付けて、Teams の通話の問題の根本原因を特定します。Marvisは、相関データを活用して根本原因の特定を支援します。
Teams 統合のサブスクリプション要件
Teams を Mist と統合するには、Marvis for Wireless サブスクリプションが必要です。
チームからのMistデータ収集
Mist は OAuth 2.0 プロトコルを使用して、Mist 組織と Teams ユーザー アカウントをリンクします。
Mist は、Teams から次のデータを取得します。
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管理者情報
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アカウントをリンクした管理者の名前と電子メール ID
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会議情報
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ミーティングの詳細 - ミーティング ID とミーティング主催者情報
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ミーティングの参加者 - 表示名、パブリック IP アドレスとプライベート IP アドレス、MAC アドレス、ホスト名などの参加者情報
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ユーザーのサービス品質(QoS)情報 - レイテンシ、ジッター、損失、ビットレート、解像度、クライアントのバッテリーなど
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ユーザーフィードバック - 通話終了時にユーザーが提供した評価
Mistは、会議データを有線、無線、WANデバイスからのネットワークデータと関連付けて、以下のことを行います。
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インサイトの提供
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コラボレーションアプリケーションの正常性に関する根本原因分析の実行を支援する
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エクスペリエンスの低下を引き起こしている問題を迅速に解決する
個人を特定できる情報(PII)データのセキュリティ
Mist Teamsの統合はオプトインサービスです。Mistは、『Mist AIクラウドサービスの説明』の「AIドリブンエンタープライズのプライバシー管理」セクションで指定されているデータに加えて、Teamsミーティング参加者のメールID、および参加者のデバイスに関するCPUやバッテリー情報を収集します。Mistは、この情報を使用してユーザーエクスペリエンスを測定し、説明します。組織が医療保険の説明責任および移植性に関する法律(HIPAA)の対象である場合は、このサービスを選択する前に法務チームに確認してください。