ポートと IP アドレスの構成要件
IPアドレスとデータポート
各Juniper Mist™ Edgeデバイスには、少なくとも2つのIPアドレスが必要です。Juniper Mist Edge IPアドレスとポート構成の要件は以下の通りです。
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OOBM(アウトオブバンド管理)ポート:このポートは、アプライアンスのMistポートとも呼ばれます。OOBMポートは、Juniper Mist EdgeデバイスがJuniper Mist Cloudと通信するための専用インターフェイスです。このポートを介して、デバイスは構成情報を受信し、ネットワーク エッジで実行されるサービスのテレメトリとステータスの更新を送信します。デフォルトでは、インターフェイスはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)によって割り当てられたIPアドレスを受け取り、Juniper Mistクラウドへのネットワークアクセスを持ちます。このアクセスにより、インターフェイスはゼロタッチプロビジョニング(ZTP)を正常に完了することができます。Juniper Mist ポータルで Juniper Mist Edge デバイスを設定した後、OOBM IP アドレス モードを静的 IP アドレスに変更できます。
初期ZTPプロセスを完了するには、OOBMインターフェイスにDHCPで割り当てられたIPアドレスを使用することをお勧めします。ただし、DHCPサーバーが利用できない場合は、認証情報を使用してJuniper Mist Edgeにログインし、IPアドレスを手動で割り当てることができます。
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トンネル ポート - アクセス ポイント(AP)がトンネルを形成するインターフェイス。トンネルIPアドレスは、Juniper Mistポータルの[トンネルIP設定]ペインで設定できます。
Juniper Mist Edgeは、(トンネル)ポートチャネルを自動的に検出します。データ(トンネル)ポートは、シングルアームまたはデュアルアームポートとして設定できます。データ ポートは、シングルアームまたはデュアルアーム ポートとして設定できます。
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メモ:
OOBM ポートとトンネル ポートには異なる IP アドレスがあり、これらのアドレスは異なるサブネットからのものである必要があります。
ダウンストリーム トラフィックは、AP から発信されるトンネリングされた(カプセル化された)トラフィックです。 アップストリーム データは、データ センターのアップストリーム リソースに向かって移動するクライアント(カプセル化解除後)トラフィックです。
LACPのステータスは、Juniper MistポータルのMist Edge Insightsページで確認できます。次の図に LACP ステータス レポートのサンプルを示します。
トンネル ポート - シングルアームおよびデュアルアーム構成
Juniper Mist Edgeには、複数のトンネル(データ)ポートがあります。トンネル ポートは、シングルアームまたはデュアルアーム ポートとして設定できます。
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デュアルアームトンネルポートは、2つの異なるポートでアップストリームおよびダウンストリームのトラフィックを伝送します。各アップストリームおよびダウンストリーム方向にもう 1 つのポートを設定できます。これらのポートは、2つのLACPバンドルを自動的に検出して形成します。デュアルアーム導入の場合、Juniper Mist Edgeは、各アップストリームデータポートをトランクポートとして自動的に設定します。Juniper Mist Edgeは、Juniper Mistトンネル用に設定したVLANをタグ付きVLANとして追加します。ダウンストリーム ポートはタグなしであり、ポートをトンネル IP ネットワークに接続する必要があります。
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シングルアームトンネルポートは、アップストリームとダウンストリームの両方のトラフィックを伝送します。1つのアームに1つ以上のポートを設定することができ、これらのポートは自動的に検出してLACP(リンクアグリゲーション制御プロトコル)バンドルを形成することができます。シングルアーム導入の場合、Juniper Mist Edgeは、タグなしまたはネイティブVLANとしてトンネルIPを持つトランクとしてデータポートを自動的に設定します。トランクは、Juniper Mistトンネルの下に設定したVLANをタグ付きVLANとして追加します。
Juniper Mist Edge ポートは、シングルアームまたはデュアルアームの導入用に設定できます。次の図は、さまざまな構成を示しています。