レイヤー2回線におけるAPSスイッチオーバー時間の短縮
チャネル化されたOC3/STM1回線エミュレーションPICとSFPを搭載したM320ルーターでは、 階層レベルで [edit interfaces interface-name sonet-options aps]
ステートメントを設定fast-aps-switch
して、レイヤー2回線におけるAPS(自動保護スイッチング)スイッチオーバー時間を短縮できます。このステートメントを設定することで、レイヤー2回線ネイバーからトラフィックを受信するインターフェイスのレイヤー2回線カプセル化タイプが、パケット(SAToP)を介した構造に依存しない時分割マルチプレキシング(TDM)である場合にのみ、APSのスイッチオーバー時間が短縮されます。
ステートメントは fast-aps-switch
、動作する回線と保護回線の両方で設定する必要があります。さらに、APSのスイッチオーバー時間を短縮するには、
パケット単位のロード バランシングを設定する必要があります。
双方向スイッチング モードを設定する必要があります。
ステートメントが
fast-aps-switch
復元APSモードで設定されている場合、復元時間に適切な値を設定します。672~1344 レイヤー 2 回線の復元時間を 600 秒に設定することをお勧めします。データ パスの論理インターフェイスがシャットダウンされないようにするには、TDM をサポートするデータ パスのすべてのインターフェイスに適切なホールドタイム値を設定します。
fast-aps-switch
APSannex-b
オプションが設定されている場合、 ステートメントは設定できません。ステートメントが
fast-aps-switch
設定されたインターフェイスは、VPLS(仮想プライベートLANサービス)環境では使用できません。
次のタスクは、APSのスイッチオーバー時間を短縮するためにJunos OSを設定する方法を示しています。
パケット単位のロードバランシングは、制限されたルートセットまたはすべてのルートに対して設定できます。パケット単位のロードバランシングを設定する手順を簡素化するために、すべてのルートに対してパケット単位のロードバランシングを設定する手順をこの手順で説明します。
パケット単位のロードバランシングの設定
すべてのルートに対してパケット単位のロードバランシングを設定するには:
「」も参照
高速APSスイッチオーバーの設定
高速APSスイッチオーバーを設定するには: