VPNルーティングインスタンスのパスMTUチェックの設定
MTUチェックを有効にすると、ルーティングインスタンスを通過するパケットがMTUサイズを超え、 do-not-fragment ビットが設定されている場合、ルーティングプラットフォームはインターネット制御メッセージプロトコル(ICMP)メッセージを送信します。ICMPメッセージは、送信元アドレスとしてVRFローカルアドレスを使用します。
ルーティングインスタンスでMTUチェックを機能させるには、[edit chassis]階層レベルにvrf-mtu-checkステートメントを含め、IPアドレスを含むインターフェイスをルーティングインスタンスに少なくとも1つ割り当てる必要があります。
パス MTU チェックの詳細については、 ルーティング デバイス用 Junos OS 運用管理ライブラリを参照してください。
パス MTU チェックを設定するには、次のセクションで説明するタスクを実行します。
VPNルーティングインスタンスのパスMTUチェックの有効化
VRF または仮想ルータールーティングインスタンスでルーティングされたユニキャストトラフィックの発信インターフェイス上のパスチェックを有効にするには、[edit chassis]階層レベルに vrf-mtu-check ステートメントを含めます。
[edit chassis] vrf-mtu-check;
VPNルーティングインスタンスへのIPアドレスの割り当て
パス MTU チェックが正しく機能することを確認するには、各 VRF または仮想ルーターのルーティングインスタンスに少なくとも 1 つの IP アドレスを関連付ける必要があります。IPアドレスがルーティングインスタンスに関連付けられていない場合、ICMP応答メッセージは送信できません。
通常、VRF または仮想ルーター ルーティング インスタンスの IP アドレスは、そのルーティング インスタンスに設定されたインターフェイスに関連付けられた IP アドレスの中から取得されます。VRF または仮想ルーターのルーティングインスタンスに関連付けられたどのインターフェイスも IP アドレスで設定されていない場合は、IP アドレスで論理ループバックインターフェイスを明示的に設定する必要があります。次に、このインターフェイスをルーティングインスタンスに関連付ける必要があります。詳細については、 レイヤー3 VPNのルーティングインスタンスのループバックインターフェイス上での論理ユニットの設定 を参照してください。