IPおよびMPLS情報に基づくVPLSロードバランシングの設定
VPLSトラフィックのロードバランシングは、ルーティングプラットフォームによって処理方法が異なります。詳細については、 MXシリーズ5GユニバーサルルーティングプラットフォームでのVPLSロードバランシングの設定を参照してください。
IPv4トラフィックの場合、ハッシュキーにはIP送信元アドレスと宛先アドレスのみが含まれます。MPLS および IPv4 トラフィックの場合、1 つまたは 2 つの MPLS ラベルと IPv4 送信元アドレスと宛先アドレスが含まれます。MPLSイーサネット疑似配線の場合、ハッシュキーには1つまたは2つのMPLSラベルのみが含まれます。
IPとMPLS情報に基づいて複数のパスにわたるVPLSフローを最適化するには、[edit forwarding-options hash-key]階層レベルにfamily multiserviceステートメントを含めます。
[edit forwarding-options hash-key] family multiservice { label-1; label-2; payload { ip { layer-3-only; } } }
ハッシュキーの最初のMPLSラベルを使用するには、 label-1 ステートメントを含めます。
[edit forwarding-options hash-key family multiservice] label-1;
2番目のMPLSラベルを使用するには、 label-1 ステートメントと label-2 ステートメントの両方を含めます。
[edit forwarding-options hash-key family multiservice] label-1; label-2;
パケットのIPv4ペイロードをハッシュキーで使用するには、 payload ステートメントと ip ステートメントを含めます。
[edit forwarding-options hash-key family multiservice]
payload {
ip;
}
IPv4のみがサポートされます。
IPv4ペイロードからのレイヤー3情報のみを含めるには、payload ipステートメントにlayer-3-onlyオプションを指定します。
[edit forwarding-options hash-key family multiservice]
payload {
ip {
layer-3-only;
}
}
ハッシュキーで1番目と2番目のMPLSラベルとパケットのIPペイロードを使用するには、 label-1、 label-2、 payload ip ステートメントを含めます。
[edit forwarding-options hash-key family multiservice]
label-1;
label-2;
payload {
ip;
}