VPLSのPIMスヌーピングについて
PIM 制御パケットを誘導する方法は 2 つあります。
PIM スヌーピングを使用することで、
PIM プロキシの使用により
PIM スヌーピングは、PIM hello でのみ検証および動作し、パケットをジョイン/プルするようにデバイスを設定します。PIM スヌーピング デバイスは、各インターフェイスで PIM hello と join/prune パケットをスヌーピングし、興味のあるマルチキャスト レシーバーを見つけ、この情報をマルチキャスト転送ツリーに追加します。PIM スヌーピングは、PIM hello と join/prune の両方のパケットが VPLS で透過的にフラッディングされる点で、PIM プロキシの場合は hello パケットのみのフラッディングとは異なります。PIM スヌーピングは、疑似配線で接続された PE ルーターで設定されます。PIM スヌーピングにより、VPLS で新しい PIM パケットが生成されないようになりますが、擬似配線で LDP を介して送信される PIM メッセージは例外です。
VPLSのドキュメントでは、ルーティング機能を提供するすべてのデバイスを指すために、PEルーターなどの用語「ルーター」という言葉が使用されています。
PIM スヌーピングをサポートするデバイスは、接続回線で受信した Hello パケットをスヌーピングします。PIM join/prune パケットを転送する際、VPLS コアに遅延は発生しません。
PE ルーターで PIM スヌーピングを設定するには、 階層レベルで ステートメントを[edit routing-instances instance-name protocols]
使用pim-snooping
します。
routing-instances { customer { instance-type vpls; ... protocols { pim-snooping{ traceoptions { file pim.log size 10m; flag all; flag timer disable; } } } } }
例:VPLS 用の PIM スヌーピングの設定は、PIM スヌーピング方法について説明します。PIM プロキシ方式の使用についてはここでは説明しておらず、本書の範囲外です。PIM プロキシの詳細については、 VPLS 上の PIM スヌーピングを参照してください。