DCBX アプリケーション プロトコル TLV 交換のアプリケーションの定義
DCBX でアプリケーション プロトコル情報を交換する各アプリケーションを定義します。レイヤー 2 アプリケーションとレイヤー 4 アプリケーションを定義できます。アプリケーションを定義した後、それらを IEEE 802.1p コード ポイントにマッピングし、DCBX がアプリケーション プロトコル情報を接続されたピアと交換するインターフェイスにアプリケーション マップを適用します。(アプリケーションマップを設定してインターフェイスに適用する方法と、分類子設定も含まれる手順全体の例については、 関連ドキュメント を参照してください)。
Junos OS リリース 12.1 では、FCoE アプリケーションがデフォルトで設定されているため、アプリケーション マップで設定する必要はありません。Junos OS リリース 12.2 では、DCBX がインターフェイス上で FCoE アプリケーションをアドバタイズし、そのインターフェイスにアプリケーション マップを適用する場合、アプリケーション マップで FCoE を明示的に設定する必要があります。また、FCoEをアドバタイズしたいすべてのインターフェイスで、FCoEコードポイントでプライオリティベースのフロー制御(PFC)を有効にする必要があります。アプリケーション マップをインターフェイスに適用すると、インターフェイスはアプリケーション マップで設定されたアプリケーションに対してのみ DCBX TLV を送信します。
アプリケーション名を EtherType にマッピングして、レイヤー 2 アプリケーションを定義します。アプリケーション名をプロトコル(TCPまたはUDP)と宛先ポートにマッピングすることで、レイヤー4アプリケーションを定義します。
レイヤー 2 アプリケーションを定義するには、アプリケーションの名前とその EtherType を指定します。
[edit applications] user@switch# set application application-name ether-type ether-type
例えば、EtherType
0x88F7
を使用する(Precision Time Protocol 用)という名前PTP
のアプリケーションを設定するには、user@switch# set applications application ptp ether-type 0x88F7
レイヤー 4 アプリケーションを定義するには、アプリケーションの名前、そのプロトコル(TCP または UDP)、および宛先ポートを指定します。
[edit] user@switch# set applications application application-name protocol (tcp | udp) destination-port port-value
例えば、プロトコル
TCP
と宛先ポート3260
を使用する(インターネットスモールコンピュータシステムインターフェイス用)という名前iscsi
のアプリケーションを設定するには:user@switch# set applications application iscsi protocol tcp destination-port 3260