ホスト
設定グループ内のデバイスのホスト名を設定する
Junos OSデバイスを実行しているデバイスのホスト名は、その識別です。ネットワークデバイスには、ネットワーク上でアクセスできるようにIDが確立されている必要があります。ホスト名を持つことが最も重要な理由ですが、ホスト名には他の目的もあります。
Junos OS は、コマンド プロンプトの一部として設定されたホスト名を使用し、ログ ファイルやその他のアカウンティング情報の先頭に追加します。ホスト名は、デバイスのアイデンティティを知っていることが重要な他の場所でも使用されます。これらの理由から、説明的で思い出に残るホスト名を指定することをお勧めします。
階層レベルでホスト名を[edit system]設定できます。オプションで、 階層レベルでホスト名を[edit system]設定する代わりに、この手順に示すように設定グループを使用できます。これは、特にデバイスにデュアルルーティングエンジンがある場合は、ホスト名を設定する際に推奨されるベストプラクティスです。この手順では、 と re1 というre0グループを例に使用します。
端末画面の幅の設定に関係なく、CLI画面の幅よりも長いホスト名を設定した場合、コミット操作は正常に行われます。端末画面の幅がホスト名の長さより小さい場合でも、コミットは成功します。
構成グループを使用してホスト名を設定するには、以下の手順に従います。
スイッチのホスト名をIPアドレスにマッピングする
スイッチのホスト名を1つ以上のIPアドレスにマッピングするには、 階層レベルに inet ステートメントを [edit system static-host-mapping hostname] 含めます。
[edit system]
static-host-mapping {
hostname {
inet [ addresses ];
alias [ aliases ];
}
}
hostname は、 階層レベルの host-name ステートメントで [edit system] 指定された名前です。
各ホストに対して、1 つ以上の別名を指定できます。
「」も参照
例:スイッチ、IP アドレス、システム ID の名前の設定
以下の例では、スイッチ名の設定、名前の IP アドレスとエイリアスのマッピング、システム識別子の設定の方法を示しています。
[edit]
user@switch# set system host-name switch1
[edit]
user@switch# set system static-host-mapping switch1 inet 192.168.1.77
[edit]
user@switch# set system static-host-mapping switch1 alias sj1
[edit]
user@switch# set system static-host-mapping switch1 sysid 1921.6800.1077
[edit]
user@switch# show
system {
host-name switch-sj1;
static-host-mapping {
switch-sj1 {
inet 192.168.1.77;
alias sj1;
sysid 1921.6800.1077;
}
}
}