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トライカラーマーキングポリサーの設定

EX シリーズ スイッチでトラフィックのレートを制限するには、ポリサーを設定し、ファイアウォール フィルターで条件のアクション修飾子として指定します。デフォルトでは、同じポリサーを複数の条件で指定すると、Junos OSは条件ごとに個別のポリサーインスタンスを作成し、インスタンスごとに個別にレート制限を適用します。例えば、1Gbps を超えるトラフィックを破棄するようにポリサーを設定し、そのポリサーを 3 つの異なる用語で参照する場合、各ポリサー インスタンスは 1 Gbps の制限を適用します。この場合、フィルタで許容される合計帯域幅は 3 Gbps です。

また、ポリサーをフィルター固有に設定することもできます。つまり、ポリサーが何回参照されても、Junos OSはポリサーインスタンスを1つだけ作成します。これを行うと、レート制限が集約されて適用されるため、1 Gbps を超えるトラフィックを破棄するようにポリサーを設定し、そのポリサーを 3 つの異なる用語で参照する場合、フィルタで許可される合計帯域幅は 1 Gbps になります。

このトピックでは、シングルレートおよびツーレートのトリカラーマーキング(TCM)ポリサー(シングルレートおよびツーレートのスリーカラーカラーポリサーとも呼ばれます)を設定する方法について説明します。シングルレート2カラーポリサー(単に「ポリサー」とも呼ばれる)を設定する場合は、 トラフィックレートを制御するポリサーの設定(CLI手順)を参照してください。

トライカラーマーキングポリサーの設定

トライカラー マーキング ポリサーは、設定された情報レート(CIR)、ピーク情報レート(PIR)、関連するバースト サイズ、トラフィックに設定されたポリシング アクションなどの計測レートに基づいてトラフィックをポリシングします。トライ カラー マーキングでは、色覚異常とカラー認識の 2 つのモードに従ってトラフィック ポリシングを設定できます。色覚異常モードでは、現在のパケット損失の優先度(PLP)値は無視されます。カラー認識モードでは、現在の PLP 値がポリサーによって考慮され、ポリサーはこれらの値を増やすことはできますが、減らすことはできません。

トライカラーマーキング(TCM)ポリサーを設定するには:

  1. ポリサーの名前と、(オプションで)高損失優先度(PLP)のパケットを自動的に破棄するかどうかを指定します。
  2. ポリサーをシングルレートまたはツーレート、カラー認識またはカラーブラインドとして指定します。

    たとえば、以下のように表示されます。

  3. シングルレートTCMポリサーの場合は、CIR、認定バーストサイズ(CBS)、超過バーストサイズ(EBS)を設定します。
  4. ツー レート TCM ポリサーの場合は、CIR、CBS、PIR、PPS(ピーク バースト サイズ)を設定します。

ファイアウォールフィルターへのトライカラーマーキングポリサーの適用

ファイアウォールフィルターにトライカラーマーキング(TCM)ポリサーを適用してトラフィックのレートを制限するには:

たとえば、以下のように表示されます。

ファイアウォールフィルター設定のポリサーへの参照には、 ステートメントまたは ステートメントのいずれかを含める必要があり、このステートメントは構成されたTCMポリサーと一致する必要があります。single-ratetwo-rate そうでない場合は、構成リストにエラーメッセージが表示されます。

たとえば、シングルレートTCMポリサーとして設定 し、それをツーレートポリサーとして適用しようとすると、次のメッセージが表示されます。srTCM1-ca