ルーティング ポリシー一致条件で使用するルート フィルターと送信元アドレス フィルター リストについて
既存のルートフィルターと送信元アドレスフィルターは、ポリシーステートメントの条件内でインラインで設定および処理されます。ルートポリシーが変更されると、設定解析操作中にポリシー全体がパージされ、再構築されます。数百または数千のルート フィルターや送信元アドレス フィルターを含むルーティング ポリシーでこれが発生すると、ポリシーの再構築にかなりの時間が追加されます。
解析操作を高速化するために、 および source-address-filter-list
ステートメントは、route-filter-list
ルートフィルターと送信元アドレスフィルターを設定する別の手段として利用できます。これらのステートメントは、リスト内の個々のプレフィックスの route-filter
プレフィックス長と一致タイプを考慮するなど、および source-address-filter
ステートメントのすべての機能を維持します。
ルート フィルターとルート フィルター リストは、通常、ユニキャスト 送信元アドレスを除く任意のタイプの宛先一致プレフィックスに受信ルート アドレスを一致させるために使用されます。
送信元アドレス フィルターと送信元アドレス フィルター リストは、通常、MBGP(Multiprotocol BGP)環境および MSDP(Multicast Source Discovery Protocol)環境で、受信ルート アドレスとユニキャスト ソース アドレスを一致させるために使用されます。
同じポリシー ステートメント内で、複数のルート フィルター リストと送信元アドレス フィルター リストを使用できます。ルート フィルター リストと送信元アドレス フィルター リストは、ルート フィルターや送信元アドレス フィルターと組み合わせて使用することもできます。