論理システムのファイアウォール フィルターの概要
論理システム
Junos OSでは、単一の物理ルーターまたはスイッチを、独立したルーティングタスクを実行する複数の論理デバイスに分割できます。論理システムは、かつて物理ルーターまたはスイッチによって処理されたタスクのサブセットを実行するため、論理システムは単一のルーターまたはスイッチを最大限に活用する効果的な方法を提供します。
論理システムのファイアウォールフィルター
ルーターまたはスイッチの論理システムごとに、個別のファイアウォールフィルターのセットを設定できます。論理システムでフィルターを設定するには、[edit logical-systems logical-system-name]
階層レベルで firewall
スタンザでフィルターを定義し、同じく[edit logical-systems logical-system-name]
階層レベルで設定された論理インターフェイスにフィルターを適用する必要があります。
論理システム内のファイアウォールオブジェクトの識別子
論理システムの下で設定されたファイアウォール オブジェクトを識別するために、運用 show
コマンドとファイアウォール関連の SNMP MIB オブジェクトでは、オブジェクト名に __logical-system-name/
プレフィックスを含めます。例えば、 ls1
論理システムで設定されたファイアウォールオブジェクトには、プレフィックスとして __ls1/
が含まれます。