イーサネットスイッチングおよびブリッジング
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ルーティングインスタンス(EX2300、EX2300-MP、EX2300-C、EX3400、EX3400-VC、EX4100-24MP、EX4300-MP、EX4400-24P、EX4650、EX4650-48Y-VC、EX9204、EX9208、EX9214)内のすべてのVLANのMACアドレスの移動を制限および追跡します-Junos OSリリース23.4R1以降、MAC移動制限機能を設定することで、1秒間にMACアドレスが新しいインターフェイスに移動する回数を制限および追跡できます。MACアドレスの移動が設定された制限を超えた場合、着信パケットを無視、ドロップ、ロギング、またはインターフェイスをシャットダウンするように設定できるアクションを設定できます。
ルーティング インスタンス レベルで MAC 移動制限とパケット アクションを構成すると、その構成はそのルーティング インスタンス内のすべての VLAN にも適用されます。
デフォルトのルーティング インスタンス レベルで MAC 移動制限を構成するには、次の構成を使用します。
user@host# set switch-options mac-move-limit limit packet-action action
ユーザー定義のルーティング インスタンス レベルで MAC 移動制限を構成するには、次の構成を使用します。
user@host# set routing-instances routing-instance switch-options mac-move-limit limit packet-action action
VLAN レベルで MAC 移動制限を設定すると、VLAN の MAC 移動制限とそのパケットアクションが、ルーティングインスタンスの MAC 移動制限とパケットアクションよりも優先されます。パケットアクションがVLANレベルで設定されていない場合、VLANはルーティングインスタンスレベルで設定されたパケットアクションを継承するのではなく、パケットアクションをNoneとして使用します。
VLANがルーティングインスタンスのMAC移動制限のプロパティとアクションを継承しないようにするには、VLANレベルでMAC移動制限を無効にする必要があります。これにより、VLANはルーティングインスタンスに設定されたMAC移動制限を継承せず、すべてのMACアドレス移動は無視されます。
デフォルトのルーティング インスタンス レベルで VLAN の MAC 移動制限を無効にするには、次の構成を使用します。
user@host# set vlan vlan-name switch-options mac-move-limit none
ユーザー定義のルーティング インスタンス レベルで VLAN の MAC 移動制限を無効にするには、次の構成を使用します。
user@host# set routing-instances routing-instance vlan vlan-name switch-options mac-move-limit none
次のコマンドを使用して、各VLANに適用されるMACアドレスの移動制限を追跡できます。
user@host> show vlans extensive user@host> show vlans <vlan-name > extensive