ルーティングプロトコル
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accept-own
コミュニティ(MX480およびMX960)でのBGPルート受け入れのサポート—Junos OS リリース 21.4R1以降、MX480およびMX960ルーターは、RFC 7611、BGP ACCEPT_OWNコミュニティ属性で定義されたaccept-own
コミュニティでBGPルートを受け入れます。この機能は、
ORIGINATOR_ID
またはNEXT_HOP
値が受信BGPスピーカーと一致するルートを受け入れるようにすることで、ジュニパールーターの相互運用性を強化します。たとえば、プロバイダーエッジ(PE)デバイスが送信元VRFのルート識別でルートをアドバタイズする場合、ルートリフレクタはaccept-own
コミュニティを接続し、ルートを発信元に再度アドバタイズします。その後、プロバイダー エッジ(PE)デバイスは、自身のルートを除く他の宛先 VRF にルートをインポートできます。[ BGP accept-own Community と accept-own を参照してください。]
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OSPF リンク遅延の測定とアドバタイズ(ACXシリーズ、MXシリーズ、PTXシリーズ、QFXシリーズ)—Junos OS リリース 21.4R1 以降、TWAMP(Two-Way Active Measurement Protocol)Light によって送信されるプローブ メッセージを通じて、拡張性を備えた IP ネットワークのさまざまなパフォーマンス メトリックを測定およびアドバタイズできます。OSPF は、TWAMP Light からプローブ メッセージと測定値を受信します。OSPF は、これらのメッセージをパケット内の TLV としてアドバタイズします。これらのメトリックを使用して、ネットワークパフォーマンスに基づいたパス選択の決定を行うことができます。
[ OSPFでリンク遅延の測定とアドバタイズを有効にする方法を参照してください]
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トラフィック制御データベースとBGP-LS(ACXシリーズ、MXシリーズ、PTXシリーズ)でのFADとFAPMのサポート—Junos OS リリース21.4R1以降、トラフィック制御データベースとBGPリンクステート(BGP-LS)でFlexAlgo定義(FAD)とFlexAlgoプレフィックスメトリック(FAPM)がサポートされています。FADとFAPMのエントリーは、トラフィック制御データベースとBGP-LSに保存することができます。また、BGP-LSのプレフィックスに対して、複数のプレフィックスセグメント識別子(SID)を格納することもできます。FADおよびFAPMエントリをトラフィック制御データベースからBGP-LSにインポートし、FADエントリをBGP-LSからトラフィック制御データベースにエクスポートすることができます。
[「 Flexible Algorithm Definition(FAD)とは」を参照してください。