QFX5100 デバイスをラックまたはキャビネットにマウントする

すべての QFX5100 スイッチは、デバイスに同梱されている取り付けキットを使用して、4 ポストの 19 インチラックまたはキャビネットに取り付けることができます。

4 ポストラックまたはキャビネットの取り付け用に、取り付けキットには前面用取り付けレール 2 個と一致する背面取り付けブレード 2 個が含まれています。この構成では、スイッチのどちらの端もラックにフラッシュして取り付けでき、奥行きが異なるラックに合わせて調整することもできます。

(このトピックの残りの部分では、「ラック」を使用して「ラックまたはキャビネット」を意味します)。前面と背面のラックレールの間隔は、72.4 cm(28.5 インチ)~80 cm(31.5 インチ)、前面から背面までです。

ラックの設置を開始する前に

QFX5100 スイッチをラックまたはキャビネットに取り付ける前に、以下を行います。

ESD(静電放電)による損傷を防止する方法を理解していることを確認してください。静電放電による損傷の防止を参照してください。
サイトが QFX5100 デバイスのサイト準備チェックリストに記載されている要件を満たしていることを確認します。
ラックを設置場所に置き、気流を確保して保守できるように十分なすきまを確保し、ラックを建造物に固定します。
一般的なサイトのガイドラインを読み、特に QFX5100 の設置に関する安全性ガイドラインに注意してください。
スイッチを輸送用ダンボール箱から取り出します(「QFX5100 デバイスを開梱する」を参照)。
スイッチをラックに取り付けるために、次のパーツとツールが用意されていることを確認します。
- ESD 接地ストラップ(同梱されていません)。
- ブレード、レール、またはブラケット(同梱)。
  - 4 ポストインストールの場合:
    - 背面用取り付けブレード 1 組。これらの取り付けブレードはシャーシの背面を支え、取り付ける必要があります(同梱)。
    - 前面用取り付けレール 1 組。取り付けブレードを取り付けレールに押し込み、スイッチを支えます(同梱)。
    - 取り付けレールをシャーシに固定するためのねじ(同梱)。
      
      1 U シャーシ用ねじ 12 個
      
      QFX5100-96S 用ねじ 24 個
    - シャーシと背面取り付けブレードをラックに固定するための 8 個のねじ(同梱されていません)。
- 取り付けねじに適したねじ回し(用意されていません)。
- 地域に適したプラグ付き電源コード 2 個(同梱)。
- RJ-45 ケーブルおよび RJ-45~DB-9 間のシリアルポートアダプター(同梱)。
- シリアルポートを備えた管理ホスト(PC ラップトップなど)(提供されていません)。

オプションの機器:接地ケーブルキット(ブラケット、ラグ、およびワッシャーを内蔵した 3 つのナット)。

警告：

QFX5100 スイッチの 1 U バージョンは、4 隅すべてでサポートする必要があります。前面ブラケットのみを使用してシャーシを取り付けると、シャーシが損傷し、重大な人身事故が発生する可能性があります。

注意：

すべての QFX5100 スイッチの設置には 2 人が必要です。1 人はスイッチを持ち上げて設置し、もう 1 人はスイッチをラックに取り付けます。QFX5100 スイッチを床から 152.4 cm(60 インチ)以上に取り付ける場合、スイッチの設置を試みる前に電源とファンモジュールを取り外して重量を最小限に抑えることができます。

注意：

1 つのラックに複数のスイッチを取り付ける場合、スイッチをラックの最下部に取り付けます。残りのスイッチをラックの下部から上部に取り付けて、ラックが転倒するリスクを最小限に抑えます。

4 ポストの手順

付属の取り付けキットを使用して、スイッチをラックの 4 ポストに取り付けるには、次の手順にしたがっています。

ESD 接地ストラップを手首に直に付け、サイトの ESD ポイントに接続します。
スイッチの FRU(フィールド交換可能ユニット)の端とポートエンドのどちらをラックの前面に配置するかを決定します。コンポーネントの AIR IN ラベルがコールドアイルの隣にあり、コンポーネントの AIR OUT ラベルがホットアイルの隣にあるような方法でスイッチを配置します。
取り付けレールの穴をシャーシ側面の穴と合わせます。 1 U シャーシシステムと 2 U シャーシシステムの適切な配置例については、図 1 ~ 図 3 を参照してください。

図 1:取り付けレールを QFX5100-24Q に取り付ける

図 2:取り付けレールを QFX5100-48S に取り付ける

図 3:取り付けレールを QFX5100-96S に取り付ける
取り付けねじを使用して、取り付けレールをスイッチに取り付けます(ラックに必要な場合はケージナットとワッシャーも使用します)。ねじを締めます。
スイッチの反対側で手順 4 と 5 を繰り返します。
1 人でスイッチの両側をつかんで持ち上げ、前面ブラケットとラックの穴の位置を合わせながらラックに配置します。
2 人目の人が 4 個の取り付けねじを使用してスイッチの前面をラックに固定します(ラックに必要な場合はケージナットとワッシャーも使用します)。ねじを締めます。取り付けレールとブレードの接続例については、図 4 と図 5 を参照してください。

図 4:1 U スイッチをラックに取り付ける

図 5:スライド取り付けレール(QFX5100-96S 背面取り付けブレード)
スイッチを支えながら、背面用取り付けブレードを側面の取り付けレールの溝にすべり込み、ブレードをラックに固定します。各ブレードをラックに取り付けるには、4 個の取り付けねじ(ケージナットとワッシャーが必要な場合はケージナットとワッシャー)を使用します。(QFX5100-96S には 8 個の前面取り付けねじを使用します)。ねじを締めます。図 6 を参照してください。

図 6:スライド取り付けブレードを 1 U 取り付けレールに挿入
ラック前面のすべてのねじがラック背面のねじと一致していることを確認し、スイッチシャーシのレベルを確認します。