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リンク障害管理のためのリモート障害検知
このトピックでは、リモート障害とその検出方法の詳細、および LFM のファイル システムの破損を回避するための死にゆくガスプ機能を有効にする方法についても説明します。
リモート障害の検出
障害検知は、フラグまたは PDU(OAM プロトコル データ ユニット)で受信した TLV(障害イベントのタイプ、長さ、値)に基づきます。リンク障害をトリガーするフラグは次のとおりです。
重要なイベント
ダイイング・ガスプ
リンク障害
リンク イベント TLV は、イベント通知PDUを使用してリモートDTEによって送信されます。リンク イベント TLV は次のとおりです。
エラーシンボル周期イベント
エラーフレームイベント
エラーフレーム周期イベント
フレーム秒数のエラーサマリーイベント
関連項目
ダイイング・ガスプ機能の実現
ダイイング・ガスプとは、停電などの回復不能な状態を意味する。この条件では、ローカル ピアは障害の状態についてリモート ピアに通知します。リモート ピアは、dying-gasp PDU を受信すると、イベントで設定されたアクション プロファイルに対応するアクションを link-adjacency-loss 実行します。死ぬガスプは、ファイルシステムの破損を回避するのに役立ちます。
ACX5096およびACX5048ルーターは、ダイイング・ガスプをサポートしていません。
ACX シリーズ ルーターは、死にゆくパケットを生成して受信できます。インターフェイス上で LFM が設定されている場合、次の障害状態のインターフェイスに対してダイイング ガスプ PDU が生成されます。
電源障害
パケット転送エンジンの問題を起こしたりクラッシュしたり
ACX シリーズ ルーターは、以下の CLI ステートメントをサポートし、死にゆく機能を有効にします。
dgasp-int
:死に至るまでの機能を有効にします。dgasp-usb
—ダイイングガスプイベント中にUSBポートをリセットします。
階層のdgasp-int
下[edit system]
に CLI ステートメントと dgasp-usb
CLI ステートメントが追加され、dying-gasp 機能が有効になります。
dying-gasp機能を有効にするには、以下に示すようにCLIステートメントをdgasp-usb
設定dgasp-int
する必要があります。
root@host% cli root@host> configure Entering configuration mode [edit] root@host# set system dgasp-int [edit] root@host# set system dgasp-usb [edit] root@host# commit commit complete [edit] root@host# show system dgasp-int; dgasp-usb;
デフォルトでは、ダイイングガスプ機能は無効になっています。