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NETCONF セッションでエラーまたは警告を処理する

Junos OS を実行しているデバイスとの NETCONF セッションで、クライアント アプリケーションが RPC を NETCONF サーバーに送信して、デバイスの情報を要求して管理します。NETCONF サーバーは、各クライアント要求に応答を送信します。サーバーは、エラーの状態が発生 <rpc-error> した場合、エラーを説明する子要素を含む要素を送信します。

<bad-element> は、エラーまたは警告が発生した際に処理していたコマンドまたは設定ステートメントを識別します。設定ステートメントの場合、タグ <error-path> 要素で囲 <rpc-error> まれたタグ要素は、ステートメントの親階層レベルを指定します。

<error-message> は、自然言語のテキスト文字列で示されたエラーまたは警告を示しています。

<error-path> は、エラーまたは警告がJunos OS設定階層レベルへのパスを、設定モード バナーの形式でCLI指定します。

<error-severity> は、NETCONF サーバーがタグ要素を返す原因となるイベントの重大度を <rpc-error> 示します。考えられる 2 つの値は error と です warning

サーバーが以下の操作を実行している間にエラーが発生し、サーバーはそれぞれのケースで子タグ要素の異なる組み合わせを送信できます。

  • クライアント アプリケーションから送信された運用リクエストの処理

  • クライアント アプリケーションの要求に応じて構成を開始、ロック、変更、コミット、または閉じる

  • タグ要素のクライアント アプリケーションから送信された設定データを <edit-config> 解析する

クライアント アプリケーションは、タグ要素をいつでも受信して処理する <rpc-error> 準備が必要です。すでに受信し、現在のリクエストに関連する応答タグ要素の情報は不完全である可能性があります。クライアント アプリケーションには、情報を破棄するか保持するか決めるロジックを含めできます。

タグ要素 <error-severity> に値がある error場合は、通常、クライアント アプリケーションが情報を破棄して終了します。 <error-severity> warningタグ要素の値に値が付く場合は、問題の深刻化がそれほど深刻でなことを示します。通常の対応は、クライアント アプリケーションが警告をログに記録するか、ユーザーに渡してサーバーの応答を解析し続けることです。

メモ:

Junos OS リリース 17.4R3、18.2R2、18.3R2、18.4R1 rfc-compliant [edit system services netconf] から、NETCONF サーバーによって特定の動作を適用するために階層レベルでステートメントを設定した場合、NETCONF サーバーは、要素と要素の両方を含む RPC <rpc-error> <ok/> 応答を返す訳ではありません。運用が正常<rpc-error><ok/>に完了している場合でも、サーバーの返信には、要素に加えて重大度レベルの警告が付いた 1 つ以上の要素が含まれると、警告は除外されます。