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例:ネットワークでの PIM SSM の設定

次の例は、 図 1 に示すネットワークで、受信機と送信元の間で PIM SSM がどのように設定されているかを示しています。

図 1: PIM SSM Network on Which to Configure PIM SSMを設定するネットワーク

この例では、すべての受信ホスト インターフェイスで IGMP バージョンを IGMPv3 に設定する方法を示します。

  1. すべてのホスト向けインターフェイスで IGMPv3 を有効にし、ルーター 1 の fxp0.0 インターフェイスで IGMP を無効にします。

    手記:

    ルーターでIGMPv3を設定すると、IGMPv2で設定されたインターフェイス上のホストは送信元ツリーに参加できません。

  2. コンフィギュレーションがコミットされたら、 show configuration protocol igmp コマンドを使用して IGMP プロトコルの設定を確認します。

  3. show igmp interface コマンドを使用して、IGMP インターフェイスが設定されていることを確認します。

  4. show pim join extensive コマンドを使用して、ルーター 2 とルーター 3(アップストリーム ルーター)の PIM 参加状態を確認します。

  5. show pim join extensive コマンドを使用して、ルーター 1(受信者に接続されたルーター)の PIM 参加状態を確認します。

手記:

IPv6(IPバージョン6)マルチキャストルーターは、マルチキャストリスナーディスカバリー(MLD)プロトコルを使用して、マルチキャストグループ内のホストとルーターのメンバーシップを管理し、接続されている各物理ネットワークに関心のあるリスナーがいるグループを把握します。各ルーティング デバイスは、各サブネットワークのリスナーを持つホスト マルチキャスト アドレスのリストと、各アドレスのタイマーを保持します。しかし、ルーティング・デバイスは各リスナーのアドレスを知る必要はなく、各ホストのアドレスだけを知ることができます。ルーティングデバイスは、使用するマルチキャストルーティングプロトコルにアドレスを提供し、これにより、マルチキャストパケットが、関心のあるリスナーが存在するすべてのサブネットワークに配信されるようになります。このように、MLDはプロトコル独立マルチキャスト(PIM)プロトコルのトランスポートとして使用されます。MLD は IPv6 の不可欠な部分であり、IP マルチキャスト トラフィックを受信する必要があるすべての IPv6 ルーティング デバイスとホストで有効にする必要があります。Junos OSは、MLDバージョン1および2をサポートしています。バージョン 2 は、SSM(Source-Specific Multicast)の包含モードおよび除外モードでサポートされています。